2012年5月27日放送
心まで暗くなる家
- ■家の玄関前には急な階段があり、段差の高さがそれぞれ微妙に異なる。しかも、手すりがないので上り下りが危険
- ■玄関前の階段を上りきったあとも玄関に入るまでの間に、小さい微妙な段差がいくつかある。夜などは足元が見えにくくつまずく恐れもある
- ■家の中は日中でも電気を消すと真っ暗。太陽の光が入らないので、電気を点けないと作業ができない
- ■家の裏にある高い擁壁が暗くする原因。家の１階ほどの高さがあり、コンクリートでできていてかなり圧迫感がある
- ■お風呂場には脱衣所がない
- ■洗濯機は家の外にあり、使い勝手が悪い。冬場は寒さに凍えながら洗濯をしなければならない
- ■洗濯場と家の間には高い段差があり、雨の日は足場が濡れて滑る恐れがある。そのため近くの雨どいを手すり代わりに使っている
- ■２階に上がる階段は狭く急で、上り下りするときに転落の危険がある。洗濯物は２階で干すため、洗濯物を持って上るのが大変
明るい住まいの気象予報士 前谷卓嗣
- 擁壁は現状の高さがあるので、そこから光をとるのはちょっと難しい。しかし、元気なお母さんのように、暗い家を明るくできたらなと思う。
- 赤いカメラをクリックするとビフォーアフターの変化をご覧いただけます
- 安全に迎えてくれる玄関
- 以前より広くなった階段は、玄関まで手すりが延びて安心して玄関まで上がれるようになりました。さらに階段の中央にはスロープがあるので、キャリーバッグも簡単に玄関まで運べます。
玄関の扉は、楽に開けられる横開きに。その扉の先には、キャリーバッグなど外用の荷物がすぐに入れられる収納庫が設けられました。その横には手すり付きのベンチが、靴の脱ぎ履きも楽にできます。
靴箱は低めに設計されて、楽に靴の出し入れができます。容量も十分で近所に住む子供たちが帰ってきても大丈夫。
- 明るい日差しが降り注ぐリビング
- 玄関ホールの先は、お母さんが動きやすいことを第一に考えて、床がフラットに繋がったバリアフリーの広々とした明るい空間になりました。かつての暗い部屋とは大違いの明るい空間が、これからの暮らしを明るくしてくれるに違いありません。
リビングに太陽の日差しを届ける窓は、真夏の西日を簡単に遮ることができる仕掛けがあります。棚に設置されたワイヤーを引っ張れば…、ブラインドが移動して日差しを簡単に遮ってくれるのです。
リビングの壁際にはお母さんのための、趣味のスペースが設けられました。大きな道具入れが備え付けられたパッチワークが出来るスペースです。自然の光が注ぎ込み、明るい気分で作業もはかどることでしょう。
対面式キッチンにカウンターテーブルが設けられ、一人のときは簡単に食事をとることができます。近所に住む子供たちが尋ねてきたときも、パッチワークのテーブルを移動させて組み合わせれば、大きなテーブルに早変わり。一家団らんの機会がこれからもっと増えることでしょう。
- 使いやすくなった水回り
- お母さん待望のカウンターキッチンは、娘さんと二人で立って並べる十分な広さ。楽しくおしゃべりしながら料理ができます。キッチンの収納も大容量、反対側の収納棚も、食材や来客用の食器などが十分に入る大きさです。
キッチンから一直線に行ける場所にトイレと脱衣洗面所とお風呂ができました。洗濯機も家の中に入ったので、洗濯の不便さもすっかり解消。安全な水回りで安心して暮らせます。
狭かったお風呂も、新しく生まれ変わり、広くゆったりとしたものになりました。手すりが付けられているのでお母さんも安心です。さらに、天気が悪く外に洗濯物が干せないときは、乾燥室として使うことができます。
- 開放感と光あふれる２階
- ２階も窓からの光が全体を明るく照らしてくれる空間になりました。吹き抜けがあり、１階と同じく奥まで視線が抜けるので、かつてのような狭さを感じさせません。
２階のホールの横には３畳の広さがあるウォークインクローゼットが設けられました。趣味が多く活動的なお母さん、それゆえに増えがちな荷物もこれだけのスペースがあればちゃんと収まります。収納後も簡単に取り出せるので問題ありません。
２階南側の日当たりのいい部屋の、壁際の建具を開くと…、なんと、壁一面に大きな鏡が広がりました。この日当たりのいい部屋でフラダンスの練習を、お友達も呼んで楽しくすることができます。
- 大阪府東大阪市 株式会社 アール・ワン