女子アナ座談会開催!~それぞれの恋愛価値観~
小寺 右子
今回は、ある映画を見てそれぞれの【恋愛価値観】について
語り合うという初の試みが行われました。
参加メンバーは
20代・入社2年目フレッシュさ全開の澤田アナ
30代・もうすぐママになる乾アナ
2人の娘のお母ちゃん武田アナ
そしてついに大台突入、40代・2歳と6歳の男の子の母小寺の4人。
年齢も違えば、育った地域や環境、今おかれている状況もそれぞれ違う私達。
これは様々な意見が飛び交う予感!!乞うご期待です☆
今回選んだ映画はこちら!
『彼女がその名を知らない鳥たち』10月28日(土)全国ロードショー
「共感度0%、不快度100%」という衝撃の見出しが付けられ、登場人物は男も女も皆最低。
共感度ゼロの男女が一体どんな愛に辿り着くというのか…。
【十和子】
昔の恋人・黒崎を忘れられず未練たらたら。
日々の寂しさを埋めるために好きでもない男・陣治と同居生活を送る自分勝手な「嫌な女」。
【陣治】
十和子に異様な執着を見せ、近づく男には嫌がらせ。不潔でちんけで卑屈で「下劣な男」。
【水島】
端正なルックスを武器に女を弄び、十和子とも不倫関係になる「ゲスな男」。
【黒崎】
上昇志向が強く、自身の出世や保身のためなら
女を道具に使うことも厭わない「クズすぎる男」。
「それでは、座談会スタート!!」
- いや~、なかなかの映画でしたね~。
「映画どうでした?」と聞かれても、一言ではとても言い表せない作品でした。一番驚いたのが、見終わった後のみんなの表情。
それぞれ全然違ったよね!
- 私は、もう~号泣でした。大号泣~。
- 隣で号泣の乾さんが気になって。私は全く涙出ませんでした。
- 私も全く涙なしですよ~。
- 私は最後スーッと4筋ほど涙流れたけど、号泣まではいかなかったな~。乾ちゃんのその涙のワケは?
- いや、私も何の涙なのかわからないんですけど、
ず~っと不快だった感情が最後に突き抜けて、気付いたら涙が止まらなくなっていたんです。本能で泣いてたって感じです。
久しぶりに、映画で大満足でしたよ~!!
こんなに見る側を揺さぶってくる映画は久しぶりです! - そうか、もしかしたら泣けない私がお子ちゃまなのかもなぁ…
ええ年して。これまでそんな辛い恋愛したこともないし。
- 私もまだ恋愛の甘い部分しか知らないのかもしれません。
もどかしいと思う気持ちとか、キュンっとしたこともないです。 - 映画には「黒崎」「水島」と悪い男が出てくるけど、
私結構「悪い男に惹かれる気持ち」ってわかるんだよね~。
この人と一緒にいても絶対幸せになれないって頭ではわかってるんだけどつい惹かれちゃうっていう。みんなはどう?
- めちゃめちゃわかる~~!私もそうでした!
- えっ、わかるんですか?なんか羨ましいです。
私、多分自分から人を好きになったことがないんだと思います。
好きになろうと頑張ろうとするんだけど、そんな頑張ってなるものでもないし…。仮に私のことを好きになってくれた人がいても、その人に何も返してあげられない気がして。
「本当に好き」ってどういうことなんでしょうね~?
・・・今、文句なしに好きなのは「サボテン」です。
【一同:ズッコケ。・・・いやっ、それは恋ではないような~】
- 喋りかけたら綺麗な花が咲くんですよね~。
【おいっ、まだサボテン話続くのかい!!】
でも、それって一方的な愛ですよね。 - わっ、今思ったけど…澤田も一方的に愛したいっていう
『陣治』体質なところ有るんじゃない?
- えっ、全く意識してませんでしたが、
でもよく考えたらそうかもしれませんね~。 - じゃ~、究極の選択やけど…登場する最低な男3人の中で、
一人選ぶとしたら誰?
これはもう、自分が「愛したいか」、「愛されたいか」
って選択だよね。
- 私は愛されたいので絶対に陣治。多少下品でも愛があればなおせます!
- 私は…愛したい・・・から、黒崎!?
わっ、でもそれなら水島がいいです。
利害関係がはっきりしているんで!
【一同:おいっ!不倫だぞ!】 - 私も中身は絶対陣治。でもあの汚さは生理的にムリ。
「コロッケそば」とか嫌だ~、別々に食べて欲しい。
- 【一同:コロッケそばって意外と美味しそう~。
試す価値ありやって!!】
でも、陣治はムリ。
映画を見て、自分が意外に潔癖症なんだって気付きました。
- 私は…間違いなく黒崎。
愛する人をひたすら追いかけたい、たとえ愛されなくても~。
(遠い目…♡) - ねぇ~さん!ちょっと、ねぇ~さん、帰ってきて下さい。
久々見ましたよ、小寺さんのいい~顔。
- やっぱり恋っていいね~~♡
【一同:2児の母が何言ってるんですか…。】
みんなは「無償の愛」って理解できる? - 今はまだ理解できないかな。
もうすぐ子供が生まれたらわかるのかもしれないけど。 - 私も、自分の恋愛経験では一度も感じたことのないものだった。
そんなのキレイ事で、愛している方の単なる自己満足。
気持ち悪いとさえ思ってたよ。
でも子供を産んで初めて「無償の愛」っていう存在を知った気がする。
自分の何もかもを犠牲にしてでも守りたいもの。
そんな存在があるなんて、ホント出産するまで
一度も感じたことなかった。
散々悪い男に惹かれてきた私が「無償の愛」を知るなんて、
自分でもビックリやけどね。
- 私は子供が2人とも娘で同性だから、また抱く気持ちが違うかもしれないけど、かけがえのない存在という点では無償の愛なのかな~。
少なくとも、人生のパートナーは「無償の愛」とは違いますね! - 強く同感っ!!【武田・小寺;固い握手(笑)】
- まっ、これから先どうなっていくかまだわかりませんけどね~。
- 私はまだ「愛」を知らないので、「無償の愛」が何なのか
もちろん未知です。ぜひ10年後にまたこの座談会やりたいです。
- この映画、訴えかけるものが多すぎて、話しだしたら止まらなくなるね~。みんなの恋愛観がほんと見事にそれぞれで面白いわぁ~!
まだまだ話していたいよ。ぜひまた座談会やりましょう~。
10月28日(土)公開「彼女がその名を知らない鳥たち」
蒼井優さんと阿部サダヲさんの演技が凄すぎるし、松坂桃李さんとの濡れ場も必見。
いろいろな意味で見応えたっぷりです!!
衝撃のラストを皆さんはどう受け止めるでしょうか、ぜひ劇場でお確かめ下さい。
追伸:なんとっ!実は、この座談会の一部始終を漏らさず撮影した貴重な映像があるんです。
いつどこでみられるのかは・・・近日こちらのABC映画・試写会公式ツイッターで発表!
フォローして待ってて下さいね~!