表稼業では、着物を作る仕立て屋を営んでいる匳。そんな匳が、仕事場を兼ねた自宅で飼っているのが、文鳥の文太です。 文鳥は、江戸時代から飼い鳥として親しまれ、絵に描かれることもありました。中でも、純白の全身と紅い嘴が特徴の白文鳥は、突然変異から生まれたと言われ、その美しさから、現在にいたるまで人気を博している文鳥です。 文太も、その愛くるしさで、匳の家を訪れる人の心を癒しています。