必殺瓦版

2017年12月25日“仕事人”たちが500人の観客の前に集結!
東山紀之、松岡昌宏、知念侑李による主題歌『鏡花水月』初披露に熱狂!
故・藤田まこと、野際陽子とのエピソードも明かす!

間近に迫ってきた放送に先駆け、プレミア試写会&スペシャルトークライブが開催され、主演の東山紀之をはじめ、松岡昌宏、知念侑李、そして遠藤憲一が登場。
招待された約500人の観客とともに、楽しいひとときを過ごしました。

主題歌『鏡花水月』を東山、松岡、知念が熱唱! 10周年を迎える喜びも

試写会終了直後、ドラマの主題歌『鏡花水月』のイントロが流れスクリーンが上がると、そこには東山、松岡、知念の姿が。3人で初めて披露される同曲に観客も大喜び! まさにひと足早いクリスマスプレゼントをもらったようでした。
もともと『鏡花水月』は2009年に東山、松岡、そして当時“からくり屋の源太”を演じていた関ジャニ∞の大倉忠義が“The SHIGOTONIN”というユニットを結成し、『必殺仕事人』の主題歌としてリリースした楽曲。今回、大倉に代わり、初めて同曲を歌った知念はすごく緊張していたそうで、「大倉くんは大変だっただろうな、と思います(笑)」と先輩に思いを馳せていました。
歌が終わると、ステージ上には遠藤も登場。「どうも!ジャニーズの遠藤憲一です!」と挨拶し、会場からは大きな笑いが起こっていました!

2007年の復活から10年、という節目について東山が「無我夢中でやってきた10年で、あっという間でした」と振り返ると、松岡も「『必殺仕事人』のスタッフは現場に入ると“おかえり”と言って迎えてくれる」と、慣れ親しんだ作品への愛着を語りました。

『必殺仕事人』の“顔”、中村主水が復活! 故・藤田まことと野際陽子を偲び…

10周年を記念した今作では、故・藤田まこと演じる中村主水が江戸の町に帰ってきている、という設定に。『必殺仕事人』の“顔”とも言える主水の復活は、今作の見どころのひとつとなっています! そんな藤田とともに2007年から『必殺仕事人』を作ってきた東山は当時を振り返り「僕らは主水の大ファンだったので、藤田さんのセリフを聞くたびに心の中で拍手をしていた。藤田さんから“あとは頼んだぞ”と言ってもらったので、それを心の支えに10年間頑張ってこられました」と告白。松岡も「緊張しなくていいよ、という雰囲気を作ってくださったのを覚えています」と、語りました。
今作で初めての“共演”を果たした知念は「出てきた瞬間の画力、放たれる言葉の重さを感じ、今回同じ2時間の中に出演することができてとても嬉しく思います」と興奮気味に話していました。

また、今作が最後の『必殺仕事人』出演となった故・野際陽子とのエピソードも公開。10代の頃からお世話になっていた、という東山が、松岡とともに野際のサプライズバースデーパーティーを企画した際のエピソードを明かすと、松岡は「ご病気をされていたなんて全然気づかなかった。“プロ”というものを教えていただいた」と、大先輩を偲び、「今年は偉大な先輩方がたくさんお亡くなりになり、寂しい。自分たちが歳をとり、逝く番になったとき、後輩たちからこんな風に言ってもらえるのかと考えると、頂いた役はきちっとこなさないと」と決意を新たにしていました。

今年もあとわずか…東山たちの2018年の抱負は?

2017年も残すところあとわずか、ということで4人が2018年の抱負をボードに記す一幕も。東山は『幸』、松岡は『役』、知念は『伸』、そして遠藤は『前進』と発表し、それぞれ理由を「みんなが幸せになれるよう。そして野際さんの役が“こう”だったのでそれにかけてみました」(東山)、「2017年は本厄、2018年は後厄なのですが、“厄”を“役”に変え、いい役がもらえるように」(松岡)、「新たなことに挑戦できた2017年だったので、2018年はそれを伸ばしたい」(知念)、「2018年は57歳になります。止まっちゃうか後退してしまう歳なので、常に前進したい」(遠藤)と明かしていました。

渡辺小五郎(わたなべ・しょうごろう)役 東山紀之 コメント

今回はシリーズ復活10周年にあたる作品、しかも藤田(まこと)さんも復活されるということで、僕もさらに気を引き締めて取り組みました。皆さんにとっても良き思い出になってくれたら嬉しいです。

復活10周年を迎える『必殺仕事人』ですが、今のお気持ちは?
この10年は無我夢中で、あっという間。とても充実した時間でした。まさか藤田さんともメザシをつつく仲になれるとは…その昔は想像もしていませんでした! 軽く1000匹は一緒に食べたんじゃないですかね。おかげで僕の体も丈夫になりました(笑)。僕と松岡と知念、昔から縁のある遠藤さんとともに、今後もいい作品を作っていきたいです。
故・藤田まことさんはどんな存在でしたか?
中村主水の大ファンだったので、撮影中はずっと藤田さんを見て、セリフをおっしゃるたびに心の中で拍手をしていました。僕らが緊張せずに済む環境も、藤田さんが率先して作ってくださいましたね。実は生前、藤田さんから「あとは頼んだぞ」という言葉も頂いたので、それが心の支えになって、僕も10年頑張れたのかな、と思います。
故・野際陽子さんとの思い出を教えてください。
野際さんには10代の頃からお世話になっていて、何度も母親役をやっていただきました。ですから、『必殺仕事人』の撮影で京都にいらっしゃったときは、なるべく一緒に食事をするようにしていたんです。あるとき、ちょうど野際さんの誕生日が京都滞在日と重なったので、松岡にバースデーケーキを用意してもらって、一緒にサプライズでお祝いをしたんです。その後、テレビ朝日さんのインタビューに応えた野際さんが「この間、東山くんやTOKIOの山口くんが祝ってくれてね」と話されていて(笑)。「松岡、もうちょっと頑張って、覚えてもらおうな」なんてオチになったのが、いい思い出ですね(笑)。あと、今作の野際さんとのシーンで女優魂を強烈に見させていただきました。野際さんや藤田さんの思いを引き継いでいいかねば、と決意を新たにしました。
来年の抱負は?
「幸」。みんなが幸せでありますように。そして、野際さんの役名が「こう」であることにも引っ掛けました。

経師屋の涼次(きょうじやのりょうじ)役 松岡昌宏 コメント

10年前に涼次という名前をいただいて、その涼次も10歳になったのですが、まだまだ伸びしろはあるのかな、と思います。今後も涼次をいろいろな角度から見つめていきたいと思っています。

復活10周年を迎える『必殺仕事人』ですが、今のお気持ちは?
ひとつの作品が10年続く、というのは自分としては『必殺仕事人』だけ。涼次はビジュアルを含めていろいろと変わったと思います。でもスタッフの方々は10年間変わっていないので、家族みたいな雰囲気。僕らが撮影所に入ったときに「おかえり」と言って下さる…。そんなところも楽しみながらやっています。
故・藤田まことさんはどんな存在でしたか?
目の前で懐かしいCMの再現もしていただいて「緊張しなくていいよ」という雰囲気を作ってくださったのを覚えています。
故・野際陽子さんとの思い出を教えてください。
野際さんは山口(達也)君のことが大好きで(笑)。僕のことは「松岡君」と呼んでいましたが、山口君は「達也」と呼んでいました(笑)。野際ママはそんな冗談を言ってくれるので面白かったです。
先輩方がいろいろなことをサポートしてくださるので、僕たちはのびのびとやらせていただけたと感謝しています。野際さんもそうですし、今年は偉大な大先輩が多々お亡くなりになって寂しいという気持ちがあります。ただ、自分たちが歳をとり、逝く番になったときに、後輩たちからこういう風に言っていただけるのだろうかと。そういうことを考えると、生きている間に頂いた役はきちっとこなしていきたいと思います。野際さんが今回ご病気されているなんて僕らはぜんぜんわかりませんでした。そういうことも含めて“プロ”というものを先輩方に教えていただいたと思います。
来年の抱負は?
2017年は本厄でして、来年は後厄。先輩方にも言われたのですが、「『厄』はこの『役』に変えろ」と。来年もいい「役」がいただけたら、と思っております。

リュウ役 知念侑李 コメント

僕がリュウとして『必殺仕事人』に出させていただくのは4年目。4年たっても“経師屋”だったり、“瓦屋”みたいな定職がないのですが、今回はついに記憶すらもなくしてしまいまして、本当に何もないリュウになってしまいました。この作品をたくさんの人に見てもらいたいという気持ちは強く持っておりますので、今日は楽しいトークライブになればと思っております。

復活10周年を迎える『必殺仕事人』ですが、今のお気持ちは?
10年のうちの4年に参加することができて、すごくうれしいです。京都の『必殺仕事人』チームに自分を受け入れてもらえるのかという不安はあったんですが、すごく温かくて、チームの一員になれて良かったなという思いでいっぱいです。
最初は東山さんと松岡君とうまくやっていけるのだろうか、と。本当に緊張しました。1年に一度の撮影だったのですが、グループのメンバーから離れての修業だという思いで頑張ってきました。
故・藤田まことさんはどんな存在でしたか?
今回の作品にも出演されていましたが、出てきた瞬間の画力、そして放たれる言葉の重さをすごく感じました。僕自身、一度もお会いしたことはないのですが、今回同じ2時間の中に出演することができてとてもうれしく思います。
故・野際陽子さんとの思い出を教えてください。
『必殺仕事人』1年目のときに1、2シーンぐらいご一緒させていただいたのですが、その時は僕も現場で緊張していてお話しすることができなかったんです。それが今になって残念だなと。あの時少しでもお話しできたら良かったなと思いました。
来年の抱負は?
伸ばす、です。いや背ではないです(笑)。2017年は映画で単独初主演だったり、『世界体操』のプレゼンターだったりと新たなものに挑戦させていただいたので、この挑戦させていただいたものを来年から少しずつ伸ばしていけたら、と思いました。

瓦屋の陣八郎(じんぱちろう)役 遠藤憲一 コメント

ジャニーズの遠藤憲一です(笑)! 『必殺仕事人』には30年くらい前に斬られ役で出て、その後ひょっこり3年前にゲストで仕事人の役を頂きました。自分ではゲスト止まりかなと思っていたんですけど、いつの間にかレギュラーの一員にしていただいて感謝しています。不思議な運命や縁みたいなものを感じる、これからも大事にしていきたい作品です。

復活10周年を迎える『必殺仕事人』ですが、今のお気持ちは?
ヒガシくんとは彼がまだ独身時代に舞台で出会ったんですけど、そのヒガシくんも『必殺仕事人』で会うようになったら、一家の長になっていてスゴイもんだなって! ヒガシくんを見て、長い時間の流れを感じます。
藤田まことさんはどんな存在でしたか?
藤田さんは鋭さやおかしさなど、いろんな魅力を持ってらっしゃった方。そんな藤田さんの作品を受け継ぐというのは、ヒガシくんにとっても相当なプレッシャーだったと思うんです。でも今回、完成した作品を自宅で見たとき、「これはヒガシくんの代表作のひとつになるな!」と思ったんです。それくらい、身のこなし、おかしさ、鋭さ、立ち回り…藤田さんのいい部分を、自分自身の魅力とうまく混ぜ合わせながら引き継いでいて! 藤田さんもあの世で喜んでいるんじゃないかな、と思います。
故・野際陽子さんとの思い出を教えてください。
野際さんとはほかのドラマでちょっとだけ絡んだことがありますけど、僕も緊張して、あまり話せませんでした(笑)。ただ遠目に見ながら「いくつになっても変わらず美しく、頭のいい方だな」と思ってました。
来年の抱負は?
「前進」。僕も来年57歳で、そろそろ初老と言われる年齢に近づいてきましたが(笑)、そこで止まっちゃうと「後退」になっちゃうと思うので、心の中だけは常に「前進」していきたいと思います!!

2007年7月に『必殺仕事人2007』として復活を遂げた人気時代劇シリーズ『必殺仕事人』。
2018年1月7日(日)、シリーズ復活10周年を記念して制作された作品がいよいよ放送されます!