放送芸術学院専門学校

2018年11月21日

授業風景141

授業対象1年生 86名

写真 放送業界の即戦力になろうと入学してくる新入生たちに対し、これまで「エビシー教室」が登校初日の最初の授業を受け持って、未来の放送人へ仕事に対する心構えを説くとともに、大いにエールを送ってきましたが、ある程度テレビ業界がわかった上で受講した方が講師の伝えたいことに対する理解力も増していて、学生たちにとっても有意義だろうという学校サイドの意向を受け、今年は入学してから半年後の開催となりました。
今回も好評につき、カメラマン・ディレクター・プロデューサーと様々な経験をしてきた大ベテランの藤井(OPEN↑推進部)が講師を担当しました。
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写真 「毎年、新1年生の最初の授業を任されていたのですが、今回は、学生たちが半年以上メディアの空気を感じ、技術的な事もわかった上での授業だったので、反応が良く、やり易かったです。
ABCテレビ『キャスト』でエビシーが出演する際のスタッフのアルバイトを担当している顔馴染みの学生も受講していてくれていたので、すぐに私も馴染めました。
彼女は1番前の席で私を見守ってくれました。

写真 志望職種を聴くと、今年もカメラマン志望には女性の方が多かったので、ABCグループ会社の(株)アイネックスに所属している女性カメラマンを例に出して、女性ならではの「覚悟の強さ」を話しました。
彼女は2020年の東京五輪のカメラをしたいがために逆算して、ほぼ計画的に結婚し、出産し、現在復帰して体を慣らしているところです。
私が楽天の野球中継(スカイA)のために通っていた仙台で、(株)クロステレビビジョンのカメラマンとして働いていた当時19歳の彼女と知り合いました。
当時から彼女は一際根性のあるカメラマンで、印象に残っていました。
私の「ABCやスカイAの野球中継やゴルフ中継なら、山ほど数あるよ。」という一言を憶えていてくれたのか!?本当に仙台から大阪に転職してきた強者です。

写真 また、野球中継のディレクターが「先読み」をしてカット割りをするテクニックは高度で、その「先読み」が見事に当たって中継に反映されればエクスタシーを感じるという奥の深い話。
我々は「スポーツをするプロ」ではないが「スポーツを見るプロ」であるというプロ意識の話。
なんとなくわかってくれたような気がしました。

写真 2年間の専門学校の授業を経ての就職活動、そして社会人へ。
私の話を聴く彼らの1分たりとも無駄にしないで何かを吸収しようとする目はキラキラしていて、彼らの未来に光が射して欲しいと思いました。
素敵な大人になって下さいね。」

写真この授業の様子を「TV番組技術コース」の同じ1年生が、先生の指導を受けながら、しっかり収録してくれました。
その映像は、こちらでプロが編集して、ABCテレビの広報番組『マンスリーABC』(2018年12月29日(土)早朝5時8分〜)で放送します!
プロのカメラマンを目指す学生にとっても、貴重な学びの場になりました。