古い街並みが残る長浜の中心地でひときわレトロなお店が、1894年創業の堅ボーロ本舗です。小麦粉、生姜、砂糖だけを使い、昔ながらの製法で作られる「堅ボーロ」のほか、1957年、ソ連が世界初の人工衛星を打ち上げたことを記念した最中「寶乃露」、1960年東京オリンピックを記念して作られた「五色ボーロ」など、世相とともに歴史を刻んできました。

琵琶湖にしか生息しない貴重な魚のうち、夏に漁獲のピークを迎えるのがビワマスです。今までは刺し網と呼ばれる網による漁が盛んでしたが、現在ではトロール船の一本釣りなども増えています。サケやマスよりも上品な脂の乗ったその味わいは格別。滋賀の郷土料理をあつかう市内の料理店ではほとんどのお客さんが注文するそうです。

木工雑貨の専門店「天然木材工房Kigumi」の代表、浅尾年彦さんは、年々先細りになってゆく木工の業界をなんとかしたい一念で試行錯誤を重ねてきました。そんな中で若いスタッフと知恵を出し合い、開発した画期的な商品が、「ズレンガ」という幼稚園や保育園向けの遊具。本体と筒状のポッチの組み合わせで、どんなカタチでも作れる木のブロックです。