6月25日(火)放送
『旅の友』
エコースタッフ
文化カレッジ
クラブツーリズム株式会社
【 第2夜 】 大ピンチを救った、「顧客との絆」「顧客同士の絆」
大きく飛躍した「クラブツーリズム」の前身である近畿日本ツーリスト渋谷営業所は、1983年、さらに新たな企画を打ち出す。それが旅行情報誌『旅の友』の創刊だった。目的は、顧客同士、あるいは顧客と営業所の結びつきを強めること。
「旅を通じて仲間の輪を広げよう」。会報誌に込められた思いは全国の旅好きの心をとらえ、なんと10年で『旅の友』の会員数は100万人を突破した。
ところが、思いもしない大問題が発生。売上の増加に比例して「旅の友」のページ数が増大。配送費が大幅に上がったのだ。切手代が10円上がっただけでも1000万円のコスト増。
この大ピンチをチャンスに変えたのが、「会員自身の手で一軒一軒配ってもらう」常識をくつがえす驚きの配送システム、「エコースタッフ制度」だった。顧客に配送をお願いするとは・・・反対の声は多かったが、コストは大きく削減、何より会員同士の絆がより強固なものになり、結果的に大成功をおさめた。
この「絆」がさらに「クラブツーリズム」を飛躍させていくのだった。