関西ニュースKANSAI

「日立造船」子会社が船用エンジンの燃費データ改ざん 国内外に出荷の1364台で不正確認

07/06 12:43 配信

 「日立造船」の子会社が、船用エンジンの燃費データを改ざんして出荷していたことがわかりました。

 日立造船によりますと、グループ子会社の「日立造船マリンエンジン」と「アイメックス」が、船の試運転時にとるデータのうち燃料消費率の数値を改ざんしていたということです。

 1999年以降に国内外に出荷された船用エンジン1364台で不正が確認され、改ざんの理由については、数値を取引先の求める許容範囲内に収めたり、ばらつきを抑えたりするためだったと説明しています。

 日立造船は「現時点でエンジンの使用時に安全性が疑われる事案は確認されていない」としています。

 国交省は日立造船に対し、全容の解明と再発防止策の策定について8月末をめどに報告するよう指示し、ほかの船用エンジンメーカー19社に対しても、不正がなかったか調査して報告するよう求めています。

最終更新:07/06 12:43

関西ニュースヘッドラインKANSAI

もっとみる