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発症から10日 マダニ媒介の感染症「SFTS」にかかり80代男性死亡 感染経路は調査中 兵庫

10/22 19:04 配信

 兵庫県内に住む80代の男性が22日、山の中などにいる「マダニ」を介してうつる感染症・SFTS=「重症熱性血小板減少症候群」にかかって死亡しました。

 兵庫県によりますと、県西部に住む80代の男性は、12日に発熱や頭痛などの症状が出て、18日から入院していましたが、4日後の22日に死亡しました。

 PCR検査の結果、男性は山の中などにいるマダニを介してうつる感染症・SFTS=「重症熱性血小板減少症候群」を引き起こすウイルスに感染していたことがわかりました。

 県によりますと、男性はマダニにかまれた跡はないものの、潜伏期間が長いため、感染経路は調査中だということです。

 また県は、SFTSが人から人へ感染することはほとんどないとしています。

 今年、県内でSFTSの患者が確認されたのは、姫路市に続いて4人目で、死亡が確認されたのは今回が初めてです。

 マダニは春から秋にかけて活動が活発になるため、県は草むらや藪などに入る場合、長袖や長ズボンなどで肌の露出を少なくするよう注意を呼びかけています。

最終更新:10/22 19:04

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