関西ニュースKANSAI

　神戸・三宮の商業ビルのエレベーターで医師の男性（３１）が死亡した事故で、兵庫県警が管理会社を業務上過失致死容疑で捜索していたことが分かりました。

先月２７日未明、三宮の商業ビルのエレベーターの「かご」が上下する空間の地下１階で、芦屋市の医師・田中翔さん（３１）が倒れているのが見つかりました。

田中さんはその後死亡が確認され、死因は背中を強く打ったことによる血気胸でした。

管理会社の「三菱電機ビルソリューションズ」によりますとこのエレベーターは１９７７年に設置され、去年６月の法定点検と１２月の定期点検では異常は発見されていなかったということです。

田中さんが発見される前に、商業ビルのエレベーターの４階の扉が「かご」がない状態で開いているのを店舗の従業員が見ていることから、１日に業務上過失致死の疑いで、三菱電機ビルソリューションズの兵庫支店を捜索したということです。

三菱電機ビルソリューションズは、「警察の調査に真摯に応じていきたい」とコメントしています。

この事故では３日、国土交通省の「昇降機等事故調査部会」も、現地調査をおこなっていました。