関西ニュースKANSAI

　奈良県議会の予算審査特別委員会で、県の新年度一般会計予算案が反対多数で否決されました。
委員会で予算案が否決されるのは２年連続です。

１８日午前１０時から始まった委員会は山下真知事が出席して質疑が続いた後、午後５時ごろに採決がありました。

最大会派の「自民・無所属の会」の一部の議員が、秋に開催予定の韓国・忠清南道との交流イベントについて、「目的の一貫性が見いだしにくい。交流のあり方について一から考え直したうえで来年を目指すべき」と否決に回り、県の新年度予算案は否決されました。

（山下真・奈良県知事）
「議会にかなり歩み寄って予算案を作成したつもりでいましたので、今回の否決は反対理由について理解に苦しむ」「目的の一貫性を欠いているという反対理由は（自民会派が）反対するための理由を無理に考え出したものだと受け止めております」

奈良県議会では、去年も予算審査特別委員会で一般会計予算案が否決されています。