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斎藤知事の「公務員失格」「うそ八百」発言から1年 第三者委はパワハラと指摘したが…会見では撤回を否定

03/27 19:05 配信

 兵庫県の斎藤元彦知事が27日午後1時から定例会見を開きました。斎藤知事への告発文書を作成した元県民局長に対して「公務員失格」「うそ八百」と発言した会見からはちょうど一年が経ちましたが、27日の会見で斎藤知事はこれらの発言の撤回や訂正を改めて否定しました。

 第三者委員会の報告書では、これらの発言について「調査未了の段階で、強い語句や断定口調でマスコミに伝えて公に知らしめる必要性はなかった」としてパワハラにあたると指摘しています。

●会見冒頭の記者との主なやりとり
(記者:元県民局長作成の告発文書について。「公務員失格」「うそ八百」という発言から1年が経ったが、どのように振り返るか)
発言としては強かった。反省している。

(記者:なぜ強い発言になったのか)
元県民局長が作成した文書については、事実と異なることが多々含まれていて、勤務時間中にPCを使ってしていたことは、公務員の行為として良くなかった。ご指摘の通り、発言としては強い表現だったことは反省している。

(記者:知事の中でそういった発言をしようと考えていたのか、あの場で思いついたのか)
いろんな思いの中で発言した。

(記者:昨年3月27日の会見で、文書や作成者について言及したことで公になった。それが発端となったことは第三者委も指摘している)
誹謗中傷性の高い文書、職員の個人名や団体・企業の実名を挙げて、事実でないことをたくさん含む文書だったので、放置できないということで対応した。

(記者:発言について撤回や訂正は考えていないのか)
誹謗中傷性の高い文書を職務中に作ったことは、公務員として適切ではないという趣旨で発言した。発言が強かった点については真摯に批判を受け止めて反省したい。

(記者:撤回や謝罪はしないのか)
これまで述べた通り。

(記者:第三者委の報告書について。パワハラは認めて、公益通報者保護法違反は受け入れない姿勢は理解できない。第三者委は知事が設置を決め、弁護士が認定したものを受け入れないのは、見ている人が納得する説明なのか)
いろんな指摘は真摯に受け止めたい。公益通報の件は、第三者委の指摘は受け止めつつ、いろんな論点がある中で県の対応としては適切だった。
各委員は弁護士や裁判官出身で、高い専門性があることはわかっている。報告書は重く受け止める。
体制整備に課題はあるが、提言を真摯に受け止めて、どのように公益通報者保護法を適切に運用するか。法律改正の内容も踏まえてしっかりやっていきたい。

(記者:昨日の説明は県民が納得するものだったと思うか)
さまざまは指摘はあると思うが、県の対応は昨日説明した通り。理解してもらえるように説明した。

(記者:残る2つの第三者委の進捗は。昨日の会見で3月中が調査のめどということだったが、進捗について報告を受けているのか、公表のスケジュール感は)

今年度の事業なので3月31日までには何かしらの成果が出てくると考えている。具体的な進捗報告はこれから受けることになる。調査結果を踏まえて今後の対応を検討していくことになる。

(記者:懲戒処分になれば、公表はいつごろになるのか)
人事に関することなので、公表のタイミングは手続きや内容を踏まえながら検討していく。

最終更新:03/27 19:05

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