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斎藤知事の対応に職員落胆「この期に及んで・・・」 「嘘八百」「公務員失格」発言から1年 第三者委の違法指摘にも「対応は適切だった」対応続ける

03/27 20:36 配信

 兵庫県の斎藤元彦知事についての告発文書を巡る第三者委員会の調査結果を受けた記者会見で、斎藤知事はパワハラについて謝罪した一方、文書に関する県の対応は適切だったと従来の主張は変えませんでした。
 こうしたなか、斎藤知事が告発文書の存在を公にしてから丸1年が経ちました。

 斎藤知事は去年3月27日の会見で「文書には事実無根の内容が多々含まれている。業務時間中に嘘八百含めて文書を作って流す行為は公務員としては失格です」と発言しました。

 この発言を踏まえ、27日の会見で記者から改めて認識を問われました。
 (Q.知事自身も問題があったと認識されている会見からちょうど1年になりますがこの1年を振り返ってどう?)
 (斎藤知事)「不信任決議を受けて失職をしたり、再度選挙を戦ったりとか様々な厳しい局面もありましたけど、斎藤県政をこれからもしっかりと進めていけるということを議会側も予算という形で認めていただいたということですので、これから頑張っていきたい」

 文書問題を巡っては、今月に入り調査を続けてきた百条委員会のほか、第三者委員会が厳しい調査結果を公表しました。

 しかし26日の会見で斎藤知事は「真摯に受け止める」と何度も繰り返すばかりで、従来の主張から変化は見られませんでした。自身の辞職も否定しました。

 (Q.真摯に受け止めると言っているが、パワハラがあったと断定され知事のやったことは違法行為と指摘されている。自分の身を処すと言いながら、他人(告発者)を罰した刃は、なぜ知事に向かわないのか)
 (斎藤知事)「今回の第三者委員会の報告書については真摯に受け止めていきたい」
 知事の矛盾を指摘する質問には、正面から答えることはありませんでした。

 こうした知事の対応に、県庁の職員からは落胆の声が上がりました。
 ある若手の県職員はABCテレビの取材に対し「この期に及んで、『対応は適切だった』なんて言うとは思わなかった」と打ち明けました。
 また、別の県職員は、「自分には処分を下さない。自分には甘い」という回答もありました。

 斎藤知事自身が設置した第三者委員会による「違法」の指摘も「対応は適切だった」との知事の主張は変わっていません。

最終更新:03/27 20:36

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