関西ニュースKANSAI

　中居正広さんとフジテレビのアナウンサーだった女性とのトラブルをめぐり、当時フジテレビの専務だった関西テレビの大多亮社長が４日、辞任を発表しました。

（大多社長）
「第三者委員会の調査報告書において、当時の私の対応に厳しい指摘を受けました。その指摘を真摯に受け止め、私としてはこれ以上、関西テレビの社長の職を続けることは不適切と考え、本日付で辞任したという次第です」

　第三者委員会の会見から４日。辞任を発表した元フジテレビ専務の関西テレビ・大多亮社長。

（大多社長）
「今回の問題の対応にあたっては、中居氏や番組を守ろうという意識はまったくありませんでした。港社長の判断や医師の指導をふまえ、彼女がいち早く回復し誰にも知られずに仕事に復帰するという望みを叶えることばかりを考えてきた。そのように彼女のためを思って対応してきたつもりだが、それは彼女の意思を無視し、彼女に責任を転嫁する行為だったという、第三者委員会の調査報告書の指摘を大変重く受け止めている」

――Ｑ．なぜこのタイミングでの発表・辞任となったか？
「（第三者委の報告書を）しっかり読み込まなきゃいけないというのはまずありました。今日の臨時取締役会の出席されるメンバーのスケジュールもあったし、特に何かきょうというものを最初から狙ってたということは全くない」

――Ｑ．コンプラ部門や専門家への情報共有を思いつきもしなかった？
「思いつかないというか、“思考停止”という書かれ方もあったが、そのときは本当にまず彼女を守らなきゃというところが強すぎてですね。そっちばっかり気がいっていた」

――Ｑ．前回の会見でも、全く性の上納ではないし、そういう飲み会自体が悪ではないと言っていたが、報告書では厳しく指摘された。報告書を読んだ今どのように感じている？
「今でも私が主催してきた会食においては別物だと思っていますが、全く私の認識が甘かった。時代からずれてたという思い」

――Ｑ．加害者の中居氏に怒りを感じる？
「１回目の会見でも怒りを感じますかと聞かれたので、そうとって結構ですという答えたが、今となってはもう、これが適切かどうかわかんないですけどコメントもないです」