関西ニュースKANSAI

　小林製薬の紅麹サプリを巡る健康被害が確認された問題で、小林製薬は１４日、紅麹原料を製造していた和歌山県にある子会社工場を閉鎖すると発表しました。

　小林製薬によりますと、子会社の「梅丹本舗」は和歌山県紀の川市に工場があり、梅肉エキスを使用した健康食品の製造販売事業のほか、小林製薬の工場から紅麹原料の製造を引き継いでいました。

　紅麹サプリを巡る健康被害問題が発生し、小林製薬は去年８月に紅麹事業から撤退。梅丹本舗の製品を含め、紀の川市の工場は操業を停止していました。今後の再開見通しが立っていないこともあり、紀の川市の工場施設は６月末で閉鎖するということです。

　小林製薬は「梅丹本舗製品について、一部のお客様からも問い合わせがあり、梅という素材の可能性を精査することも含め、中長期的には新製品としての可能性を検討したい」としています。