関西ニュースKANSAI

　娘を入院させ共済金をだまし取ったなどの罪に問われた母親に、一部無罪の判決です。

　大阪府大東市の母親（３５）は２０２３年１月、娘（当時８歳）に食事をとらせずに低血糖症にさせ、共済金をだまし取ったとする詐欺などの罪に問われ、裁判で無罪を主張していました。

　判決で大阪地裁は、娘に食事をとらないよう強要しようとしたことは「子に対する叱責として行き過ぎは甚だしい」と執行猶予付きの有罪判決を言い渡す一方、「娘が３日間食事を与えられなかったのなら、自宅にあったパンなどを食べなかったのは不自然」として詐欺と常習傷害については無罪を言い渡しました。

（母親の弁護士）「ブランド品をいっぱい買っていたり派手な異性関係があったと（一部報道された）。黙秘して否認していることに対しての攻撃のような形で悪質な情報が流れた」

　母親は「長女との日常生活を取り戻せるよう努力していきたい」と有罪部分について控訴しない方針です。