関西ニュースKANSAI

　今年夏の参院選・兵庫選挙区に、元・商社社員の吉平敏孝氏（４４）が日本維新の会から出馬する意向を正式に表明しました。

　２８日午前、神戸市で会見を開いた吉平氏は兵庫県洲本市出身で、高校まで県内に在住し、三菱商事の社員を経て去年の衆院選に東京３区から維新公認で出馬し、落選していました。

　維新は２０１９年の兵庫選挙区でトップ当選したのち、知事選への立候補に伴い辞職した清水貴之氏の再出馬を軸に調整していましたが、３月に清水氏から出馬辞退の申し入れがあり、同じ最終候補者として名前が挙がっていた吉平氏の擁立に至ったということです。

　会見で吉平氏は「知名度ゼロからで時間もなく、厳しい挑戦」だとしながらも、「公平なチャンスをすべての人に」というモットーのもと、維新が推進する「教育無償化」のような機会の平等・チャンスの平等を推進していきたいと語りました。

　また、出身地・兵庫からの出馬については、「人口が減少しつつあるのを盛り返し、地方から日本を元気に変えていきたい」と、意気込みを語りました。

　参院選の兵庫選挙区では、自民党現職の加田裕之氏（５４）と、公明党現職の高橋光男氏（４８）の２人が改選を迎えます。

　また、これまでに元経産省職員で国民民主党の多田ひとみ氏（４４）、元兵庫県議で共産の金田峰生氏（５９）、元大学教授でれいわ新選組の米村明美氏（６５）、建築事務所代表で参政党の藤原誠也氏（３６）、元・明石市長で無所属の泉房穂氏（６１）が立候補を表明しています。