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”がん診断遅れ患者死亡”が2件発生 手術していれば「50%以上の確率で完治」 神戸市立医療センター西市民病院

05/02 17:54 配信

 神戸市立医療センター西市民病院は2日会見を開き、医師のミスでがんの診断が遅れ、その後患者が死亡する医療事故が2件あったと発表しました。

 神戸市立医療センター西市民病院は2021年2月、神戸市在住の60代の患者の男性に対し、甲状腺腫瘍の細胞検査を実施しました。
 しかし、検査に適切な細胞を採取できておらず、再検査すべきでしたが主治医は細胞検査を行わず、エコーでの検査に留めていました。

 男性が去年8月に別の診療目的で入院した際に甲状腺乳頭がんが見つかり、病状はすでに手術などによる治療ができないほど進行していて2カ月後に死亡しました。

 細胞検査を再度行い、その当時に手術をしていれば50パーセント以上の確率で完治していた可能性があったということです。

 このほか70代の患者の男性について、主治医がCT検査の報告書に肺がんの可能性が示唆されていたのを3カ月間見落とし、男性は延命治療の機会を失い、その後死亡したということです。

 神戸市立医療センター西市民病院は「極めて重大なことであると受け止めている。患者、ご遺族の信頼を裏切ったことを深く反省し、再発予防策を講じていく」としています。

最終更新:05/02 19:16

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