関西ニュースKANSAI

　シャープは１２日、三重県亀山市の亀山第２工場を２０２６年８月までに台湾の鴻海精密工業に譲渡し、大阪・堺市の本社を大阪市中央区に移転することを発表しました。
　シャープによりますと、かつて「世界の亀山モデル」と呼ばれた液晶パネルを生産していた亀山第２工場を、親会社の台湾の鴻海精密工業に２０２６年８月までに譲渡するということです。
　譲渡後は鴻海からパネルを調達して販売を継続するとしていて、譲渡価格などはまだ決まっていないとしています。
　また、現在大阪・堺市にある本社を来年３月ごろ、大阪市中央区に移転する計画を発表しました。
　場所は大阪メトロ堺筋本町駅に近いＪＴＢビルに入るということです。
　１２日に発表された２０２４年度通期決算は最終利益が約３６０億円となり、３年ぶりに黒字となりました。
　シャープの沖津雅浩社長は、２０２５年度の業績予想について、「トランプ関税の影響は予測できないが厳しくなるとみて堅めの数字にしている」とし、最終利益は２０２４年度から２６０億円減の１００億円としています。