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名古屋市内の繁華街で車が暴走し、乳児を含む7人が救急搬送された。車を運転していた74歳の女は「アクセルをいつも以上に強く踏んで加速してしまった」と供述している。

■防カメが捉えた事故直前の様子

1日、名古屋市内の繁華街で起きた衝突事故。警察官や消防隊が数多く駆け付けるなか、交差点には不自然な形で止まっている車があった。

大破した車は、フロントバンパーが外れ、車体の前方部分が大きく破損している。車の後部は、歩道の車止めに乗り上げた状態になっている。一体ここで何が起きたのか？

直前の様子を現場近くの防犯カメラが捉えていた。画面右端からものすごい勢いで歩道に乗り上げる車。歩道を歩く2人組は、突っ込んでくる車を間一髪で避け、驚いた様子。

目撃者
「信号待ちをしている状況で。音に気付いて振り向いたので、もうその時には歩道に半分乗り上げるような状態で走っていた」
「（Q.どんな音がしたんですか？）ガン、ガガンっていう何か重たいものが、ぶつかるような音がしていた」

■7人搬送…全員意識あり命に別状なし

目撃者によると、暴走した車は歩道に乗り上げるとそのまま走行。信号待ちをしていた歩行者に突っ込んだものとみられている。

目撃者
「悲鳴と共に飛ばされたのは親子で、赤ちゃんを連れたおばあちゃん。その娘さんが一番飛ばされた。（車が）あそこで止まっていますけど、ブロックがなければ自分たちのほうにも向かってきたという意識があるので、怖いですね」

事故現場付近の地下駐車場を出た車は車道を横切り、反対側の歩道に乗り上げたとみられている。

担架で運ばれる女性。上半身を起こし、意識はあるように見える。

警察によると、けがをしたのは乳児の男の子と小学生ぐらいの女の子を含む男女7人で、うち1人は骨盤骨折などの重傷を負ったとみられる。全員、市内の病院に搬送されたが、意識はあり命に別状はなかった。

目撃者
「『運転しているのは誰ですか』と警察官が確認している時に出てきたのを見た。60代70代くらいの女性だったと思う」

警察は、車を運転していた74歳の女を過失運転致傷の疑いで現行犯逮捕した。女は取り調べに対し、「地下駐車場のスロープが上り坂だったので、私がアクセルペダルをいつも以上に強く踏んでしまい、加速してしまったということだと思います」と供述している。

（「羽鳥慎一モーニングショー」2025年4月2日放送分より）