湖に面した民家の前には、まるで飼い犬のように漁船が繋がれ、家を出るとそのまま船に飛び乗って、湖面上をどこにでも突っ走って行けそうである。 でも、それは間違ったことでもなく、島の人たちは、対岸の本土というのか、先程の堀切港周辺に畑や田を所有していて、この島から通って農作業をされているのである。 この漁船は、ちょうど陸の軽トラックのようなものなのかもしれない。