夏の日差しを受けた緑の入道雲が、もくもくとわきあがってきた。 ぐんぐんと広がった木の葉たちは、このままいくとこの澄み渡った大きな青い空を埋め尽くしてしまうのではないだろうか。 見上げていると、自分までが緑の入道雲に覆われてしまいそうになる。 でもきっと、あの雲の中は、木漏れ日という光の雨が降っているんだろうな。
・・・by 円満堂修治