寒い冬を越してきた森の木々たち。 今、待ちに待った開花の季節。 私と同じように太陽の光を全身に浴び、その光は花びらを透かして私の手元まで達している。 何かとても素敵なものが、この手に届いたような気がして、私はそっと手を閉じた。
・・・by 円満堂修治