2008年8月
■9月に行われる素敵なイベントの紹介です。9月6日(土)と7日(日)、ABCホールで、「朝日ベストテン映画祭50回記念・トーク&上映会」が開催されます■朝日ベストテン(主催:朝日新聞・朝日放送)は、毎年、海外・国内に分けて決定される1年間の映画のベスト10なわけですが、その50年の歴史を通じてのベスト・オブ・ベストを読者投票で決めようというわけですね■で、ホールで行われるのは、このベストテンと関わりの深いゲストをお迎えして、その方が選んだ作品の上映とトークの会です■ゲストとは...6日が三國連太郎さん、7日が井筒和幸さん。うむ、豪華!■いま調べたのですが、なんと三國さんは過去3本、1位作品に主演されています。66年「にっぽん泥棒物語」、69年「神々の深き欲望」、92年「息子」。まさに映画俳優界の巨人ですね(ちなみにご子息の佐藤浩市さん主演のも1本あります)■その中から、今回の上映作品は「神々の深き欲望」。とにかアツくて深くて凄い作品だという印象が私にはあります。あの映画の撮影秘話がひょっとして聞けるのかしら!?■また井筒監督の作品「パッチギ!」は06年の第1位に選ばれています。公開当時、私たまたま東京出張中に同僚のモリモトクンが絶賛するものだから、新宿・歌舞伎町のはずれのかなり汚い映画館まで走って観に行った記憶があります。いやー素晴らしかった。自分とほぼ同年代、同じ京都の青春物語でもう...思わず帰りにロビーでサントラ盤のCDを買ってしまいました■あ、ややこしいですが、今回井筒監督のリコメンドで上映される作品は「パッチギ!」ではなく、「イージー・ライダー」。アメリカン・ニューシネマの代表作ですね。70年頃の悩めるアメリカの若者、社会の姿が生き生きと描かれています。■...といいながら実は私、恥ずかしながら今回の両作品ともキッチリ映画館で観たことがありません。この機会に絶対観よっと!(艦長)
■あ、追伸ですが、「ABCホールの映画音響設備は最新のシネコン並みです」と設計担当者が胸を張って申しております。この機会に皆さんも是非体験してみてください■
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- 2008年08月10日日曜日
■ABCホールの玄関前に広がる「ABCリバーデッキ」からの風景。江戸時代、各藩の蔵屋敷が並び、天下の台所といわれた堂島・中之島界隈です■正面の高層ビルは関西電力本店、その右は阪大中之島センター。この2つのビルの間にある、一見空き地、実は<大阪市立近代美術館建設予定地>で、おととし「中之島演劇祭2006」が開催されました。ちょっと懐かしい■そして今年5月から6月にかけての「中之島演劇祭2008」は朝日放送新社屋完成記念イベントとして、ここABCホールで開催しました。ご来場下さった方、ありがとうございます。まだホールに来たことがないという方、是非一度遊びにいらしてください■
■さて、鋭い大阪人の方はこの写真からもある間違いにお気づきかもしれません■確かに「中之島演劇祭2006」は中之島で行われたんですが、実をいうと、「中之島演劇祭2008」の開催場所は中之島じゃないんです、、、。北の堂島川と南の土佐堀川にはさまれたエリアが中之島。ABCホールは堂島川の北岸にあるので、正確にいうとあれは「福島演劇祭」だったのです■「今回の演劇祭、どう名づけよう?」...私はじめスタッフは当初小さなハートをかなり痛めて悩みました。その結果、「お客様に前回との連続性を感じていただきたい」、「中之島じゃないけれど中之島に隣接してるし...」という理由で、前回に続いて「中之島」の名を使わせていただきました■開催発表の記者会見の時、記者さんから突っ込まれたらどうしよう!?...と実はドキドキだったんですけどね(艦長)
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- 2008年08月09日土曜日
あさの@しょーいち堂「どくろ」の初日です■ただ今14:30。開演の4時間半前ですが、最後の舞台稽古"ゲネプロ"がまだ始まりません、、、■アクションシーンが多く、その最終チェックをしているみたい。でも、稽古通すだけで2時間かかるんだから、大丈夫かぁ?ドキドキ■チケット情報ですが、9日(土)19:00の回以外は完売御礼で、当日券もキャンセル待ちだそうです。土夜だけ何故?...と考えたら、なんとこの夜、淀川の花火大会なんですわ。そういうことかとにかく「どくろ」観るなら土夜へどうぞ。花火は来年もありますが、「どくろ」は今週だけですよ■
■実は、昨日久々にウルルと涙してしまいました。ある新聞のウェブサイトに、赤塚不二夫さんの告別式におけるタモリさんの弔辞が全文(たぶん)掲載されていて、それを読んだからなのです。ワイドショーでは盛んに一部が放映されていますが、あれは全部読まないと伝わらないです。それでこそ、最後の一文でガツンときます。是非探してみてください■申し添えますが、僕はいわゆる「泣ける」系のモノ(ドラマ、映画、小説その他)が大嫌いです。つまり、「結果として泣かせてしまう」のは別にいいんだけど、「泣ける映画」みたいにひとつの明確な価値になってるというか、見る側にとってもその作品を鑑賞する目的と化していたりする風潮が許せないのです。涙腺も異常に固いです。滅多に泣いたりしない男です。この前涙を流したのは...あ、これは恥ずかしいからやめとこ...(艦長)
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- 2008年08月08日金曜日
いよいよ明日から公演の「あさの@しょーいち堂」さんが劇場入りして来られました。
大人数です。
ちなみに、今回の「あさの@しょーいち堂」にご出演される橋田雄一郎さんは、ABCホールがオープンしてからの最多出場男優さんです!
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- 2008年08月07日木曜日
昨夜、ワッハホールにカムカムミニキーナさんの「ダルマ」という劇を観に行きました。作・演出の松村武さん、看板俳優の八嶋智人さん共に奈良県のご出身なのですが、関西在住の僕にとっては何となく今まで縁遠い印象のある劇団さんで、今回が2回目の拝見。前回もそうだったのですが、テレビで見る八嶋さんの軽やかなイメージとはかけ離れた、とても重厚な舞台でした。もちろんギャグもたっぷりなのですが、物語全体の骨太な感じがすごい!...ところでこのワッハホール、ご存知のとおり今、橋下府知事の赤字削減策の俎上に上って、関西のメディアでも話題の小屋です。ABCホールとほとんど同じ300人少しという収容人数で、関西にとってはとても貴重なサイズの劇場なんですただ、劇場の構造はぜんぜん違っていて、ワッハの客席は最前列から一番後ろの列までほとんどフラットに据えられています。そこで浮上してくるのが、いわゆる「帽子問題」なんですつまりですね、僕が最近いろんな劇場の客席に座る際、一番気をもむのが「前の人が帽子かぶってなきゃいいけどなー」ってことなんです。近頃のヤング(笑)は冬はニット帽、夏はいわゆるキャップやハンチングなど、おしゃれで帽子かぶってる人が非常に多いんですよね。さすがにひげ男爵のシルクハットみたいなのは見かけませんが、あみだにかぶったキャップのひさしとか、正ちゃん帽のてっぺんのボンボンみたいなのは、後ろの人の視界を妨げてかなり困りモノです。いくらピッタリかぶってもやはり頭頂の高さは+2,3センチにはなるわけで...この2,3センチって劇場では重要じゃないですか!?わがABCホールはいい感じに客席が傾斜しているので、幸いこの問題に関してはあまり深刻ではないのですが、やはり帽子はないに越したことないですしねぇ...実は僕、最近は自分の前の席のみならず、会場内をグルっと見渡して帽子をかぶったままの人がいると、その後ろのお客さんの胸の内が気になって気になって...いや、そんなキャップ青年もですね、実際はかなりの割合で開演直前、客席の明かりが落ちる頃にはそれを取ってくれて、ホっとすることが多いのです。でもね、ずっとそのままの人も結構いるんですよ、やっぱりそこで思うのですが、開演前の場内アナウンスで、「携帯電話の電源は切ってください」とか「飲食喫煙はご遠慮ください」とか言うついでに、「お怪我など特別の事情がない限り、帽子は脱ぎましょう」みたいなコメントも入れたらどうですか?ね、各劇場、各劇団の皆さん!...って、じゃお前んとこ、ABCホールはどうしてるのか??...んー...時々ね、提案しようと思うのですが、何というか...大の大人に対してややお節介が過ぎるかな?という気がして、実はまだ実行していません。「開演の時に取ろうと思ってたのに!」とか、お客様に不愉快に思われたりしそうだしなぁ...(艦長)
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- 2008年08月07日木曜日
昨日・2008年8月5日、大阪市北区大淀南の地で42年の長きにわたり関西の皆様に親しまれた(旧)ABCホールが完全に閉館しました。ぐすん、、、■初期には、あのTV界の大物ディレクター・澤田隆治演出による「てなもんや」シリーズの収録が行われていた伝統のホールです。その後も、「プロポーズ大作戦」、「ただいま恋愛中」、「シャボン玉プレゼント」、「三枝の国盗りゲーム」、「霊感ヤマ感第六感」、「ヤングプラザ」、「枝雀寄席」、「世界一周双六ゲーム」、もちろん「新婚さんいらっしゃい!」、「探偵!ナイトスクープ」など今も続く番組も含め、数多くの人気番組がここで制作されてきました■うーん...若い人はこの番組名を見て、どれくらい知ってるのかなあ?プロポーズ大作戦っていってもフジテレビのドラマじゃないですよ。桂きん枝さんが全国で人探しして、横山のやっさんが「神のオン前にて身をゆだねたる...」ってお祈りして、5番のボケに西川きよしさんがズッこける、...あのプロポーズですよ!...とにかく、艦長が大学生だったころから数年間、日本中の大学の学園祭はこの「プロポーズ大作戦」の中の企画「フィーリングカップル5vs.5」や同じくABCの人気番組「ラブアタック!」のコピー企画で埋め尽くされていたのです■その後、この大学生による番組コピーの対象は「ねるとん」に移行し...その後...その後どうなんだろ、はっきりいって大学生が夢中になるようなテレビ番組は日本中で生まれてないんじゃないでしょうか?さびしいなあ...■「テレビに出ること」があんまりかっこいいことじゃなくなったんだよなあ。さびしいなあ...■まあ、恥ずかしながら艦長はABCホール42年の歴史のうち3分の2の時間、あそこで仕事をさせてもらってきたわけで、その間に、テレビの作り方、あるいは日本人とテレビの関係がどう変わってきたか?についてはさまざまな思いや自分なりの分析があったりします。そのプロセスというか歴史的な流れは実は、今回朝日放送が移転・新築されるにあたって「ABCホール」という名前のハコがどうなったか、どこが同じでどこが変わったのか?ということとも深く関わっているのです■大袈裟にいえば、ABCホールの歴史を語ることは、関西のテレビの歴史...少なくとも半世紀前の黎明期から現在までを語る上で重要な1章になることでしょう。そして願わくば、未来を語るときにも、ここ「ABCホール」の名前を登場させたい!そう僕は思っているのです。(艦長)
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- 2008年08月06日水曜日
タニマチ金魚さんが、キャリアの長い役者さん少人数でコメディを披露して、満員御礼で立ち上げ公演を終了して...その次は「あさの@しょーいち堂」、これまた新しいプロデュース公演の立ち上げになります!
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- 2008年08月05日火曜日
今日はABCホールはお休みです■写真は、事務所のモニターに写る、舞台の打ち合わせ風景。再来週、21日(木)に行われるギャロップのライブのスタッフ&出演者ご一行様です。何やら皆さん長時間真剣に考え込んでいます■一般的にいって、お笑いイベントの打ち合わせが笑いにあふれているということはありません。難しい顔で何時間も考え込む、というパターンが多いのではないでしょうか■いつも思うのですが、人を笑わせるというのは実に大変なことです。たぶん、泣かせるのより何百倍も難しい。なおかつ「笑い」は繰り返しがききません。同じネタ、パターンばかりでは人はすぐに飽きて離れてしまいます。常に新しい試みで観客・視聴者の想像を超えるモノを見せないと、お笑いは生きていけないのです■よく「一発屋」なんて云われ方をする芸人さんがいますが、一発でも世間をアッと云わせられれば大変なこと。そしてそのネタを超えるべく新しいパターンを開発しようとしてうまくいかなかった芸人さんを、僕はとても揶揄する気にはなりません■まあ、テレビというヤツは「一発」を作る時には力になりますが、最終的にその「一発」をとことんしゃぶり尽くしてしまいますからねぇ。芸人さん側に立てば、そのネタのおかげでメディアに露出できている間にいかにして次の展開を軌道に乗せるか...ですが、これがとてつもなく難しい。だって、呼んでるテレビの側は「一発」の部分だけが欲しいわけですから。実に恐ろしいメディアです■特に,最近のある種の番組の中には、なんというか、そこまでするか!?っていうのもあり...こんな純朴そうなヒトを一瞬の人気者に仕立てて、その先どう面倒をみてくれるんだ!?って...あ、話が思わぬ方向にそれてしまいました■とにかく、ABCホールにはこれから、ギャロップみたいにしっかりしたモノ作りをする芸人さんがたくさん来てくれるといいなって思うのでした(艦長)
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- 2008年08月05日火曜日
いよいよタニマチ金魚さん千秋楽です。今日は特にお客様が多く、僅かに用意された当日券も早々完売した様子。ご入場いただけなかったお客様、本当に申し訳ありませんm(_ _)m
現在関係当局と打合せをしてこのような場合の秘策...いやもちろん合法的な...を練っている最中でございます。
開場直前の様子。酷暑の中、日陰が少なくて申し訳ありません。
こちらはタニマチ金魚さんの受付嬢。
婦人科の看護師さんのいでたちです。背景の堂島川がなかなかいい感じ(ときどき巨大なサカナが跳ねております)。
ご覧のとおりABCホールは都会の真ん中だけどなかなかロケーションのいいところなので、ぜひ遊びにお越しください。終演後のお食事SPOTにも困りませんし、デートにもぴったりですよ。(艦長)
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- 2008年08月03日日曜日
暑いですね~今日は絶好調タニマチ金魚さんの公演3日目。街中ではやかましいほどの蝉時雨が降りそそいでいますがここホール事務所の音声モニターからは、「ア、エ、イ、ウ、エ、オ、ア、オ、」と開演前の発声練習に励む金魚さんの麗しい声が聞こえて参ります。
さてこの暑い夏を乗り切る強い味方がここABCホールにはあるのです。それは...
じゃーん!この巨大冷蔵庫。少々やかましいのが難ですが収容力は抜群!役者さんのお気に入りの飲料や差し入れの冷菓、乾杯用のビールなど、いくら入れても入りきらないことはまずありません。ちなみに右の扉は冷凍庫です。これだけ立派な冷蔵庫がある小ホールは日本広しといえどもないのではないでしょうか...そんな力を入れていうことでもないですか、暑苦しいですね、はい(艦長)
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- 2008年08月02日土曜日