昨夜、ワッハホールにカムカムミニキーナさんの「ダルマ」という劇を観に行きました。作・演出の松村武さん、看板俳優の八嶋智人さん共に奈良県のご出身なのですが、関西在住の僕にとっては何となく今まで縁遠い印象のある劇団さんで、今回が2回目の拝見。前回もそうだったのですが、テレビで見る八嶋さんの軽やかなイメージとはかけ離れた、とても重厚な舞台でした。もちろんギャグもたっぷりなのですが、物語全体の骨太な感じがすごい!...ところでこのワッハホール、ご存知のとおり今、橋下府知事の赤字削減策の俎上に上って、関西のメディアでも話題の小屋です。ABCホールとほとんど同じ300人少しという収容人数で、関西にとってはとても貴重なサイズの劇場なんですただ、劇場の構造はぜんぜん違っていて、ワッハの客席は最前列から一番後ろの列までほとんどフラットに据えられています。そこで浮上してくるのが、いわゆる「帽子問題」なんですつまりですね、僕が最近いろんな劇場の客席に座る際、一番気をもむのが「前の人が帽子かぶってなきゃいいけどなー」ってことなんです。近頃のヤング(笑)は冬はニット帽、夏はいわゆるキャップやハンチングなど、おしゃれで帽子かぶってる人が非常に多いんですよね。さすがにひげ男爵のシルクハットみたいなのは見かけませんが、あみだにかぶったキャップのひさしとか、正ちゃん帽のてっぺんのボンボンみたいなのは、後ろの人の視界を妨げてかなり困りモノです。いくらピッタリかぶってもやはり頭頂の高さは+2,3センチにはなるわけで...この2,3センチって劇場では重要じゃないですか!?わがABCホールはいい感じに客席が傾斜しているので、幸いこの問題に関してはあまり深刻ではないのですが、やはり帽子はないに越したことないですしねぇ...実は僕、最近は自分の前の席のみならず、会場内をグルっと見渡して帽子をかぶったままの人がいると、その後ろのお客さんの胸の内が気になって気になって...いや、そんなキャップ青年もですね、実際はかなりの割合で開演直前、客席の明かりが落ちる頃にはそれを取ってくれて、ホっとすることが多いのです。でもね、ずっとそのままの人も結構いるんですよ、やっぱりそこで思うのですが、開演前の場内アナウンスで、「携帯電話の電源は切ってください」とか「飲食喫煙はご遠慮ください」とか言うついでに、「お怪我など特別の事情がない限り、帽子は脱ぎましょう」みたいなコメントも入れたらどうですか?ね、各劇場、各劇団の皆さん!...って、じゃお前んとこ、ABCホールはどうしてるのか??...んー...時々ね、提案しようと思うのですが、何というか...大の大人に対してややお節介が過ぎるかな?という気がして、実はまだ実行していません。「開演の時に取ろうと思ってたのに!」とか、お客様に不愉快に思われたりしそうだしなぁ...(艦長)
- 個別ページ
- |
- 2008年08月07日木曜日