■劇団レトルト内閣『哀願ソワレ』、千秋楽公演を拝見しましたー。いやーとてもテンション高くて楽しい舞台、そして上田アナは予想以上の(?)大活躍でした■カラダ、結構切れるやん。台詞、ニュースより噛まへんやん(失礼)。
■さて午後6時前に終演し、ホールからお客様と一緒に外に出てみると、東の空、堂島川の真上にぽっかり大きな満月が!
■たくさんのお客様が「きれい!」、「大きい!」と口々に叫び、携帯電話で撮影しておられました。僕もやってみたのですが、ズーム機能のない僕のカメラではやはり小さくしか写りません。大きく見えるのはやはり錯覚なんですよねー、何とも不思議ですが■もうひとつ不思議だったのは、実は昨日、10月3日こそが『中秋の名月』だったことなんです■昨夜僕は、「たまにはお月見でも」と、愛犬と散歩しつつ結構『中秋の名月』を眺めていたのですが、たしかに満月とはちょっと違う気がしました。明らかに今夜の方がまるい。調べてみると、やはり中秋の名月は必ずしも満月ではないのだとか。へーそうなんだ■『中秋の名月』とは陰暦8月15日の月のこと■つまり・・・陰暦では7月~9月が秋であり、その真ん中の月である8月の、更に真ん中の15日、すなわち秋のど真ん中の日だから『中秋』■陰暦は月の満ち欠けを基準に作られていて、新月(月齢0)の日が「ついたち」で満月の日が15日、というのが基本なのですが、やはりいろんな原因で誤差が生じます。だから十五夜=満月でなく、1、2日ズレるのはごく当たり前なんだそうです。ふーん■だいたい、「1日」は太陽の動きを元に決めた単位、「ひと月」は月の動きを元に決めた単位なので、あちこちでズレが生じるのは当たり前です■ってことは『暦』ってわりといい加減?■いやいや!逆に考えると、古来『暦』というものは、《地球の自転周期≒1日》、《月の公転周期≒ひと月》、《地球の公転周期≒1年》という根本の大原則によって人間の生活のリズムを形作りつつ、原則からハミ出た色々な誤差やブレを様々な工夫で見事に修正し、辻褄合わせをしてくれている、実にすばらしいシステムですよね。大の月と小の月があって、2月だけは何故か28日で、4年に1度閏年があって・・・■でもご存知のように、閏年もたまに間引かれます。400年に3回だったかな。西暦で、100の倍数だけど400の倍数ではない年は閏年ではなくなるのです。こないだの西暦2000年は400の倍数なので閏年でしたが、2100、2200、2300年は閏年にはなりません(僕には関係ないけど)。こうやって微妙に調整してるんですよね。昔の暦には閏月なんてのもあったし・・・■まあ話が遠くに行ってしまいましたが、『中秋の名月』が満月でないことぐらいやむなし、です(艦長)
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- 2009年10月04日日曜日