■大盛況に終わった一昨日の『エミちゃん祭り』のことを僕も少し■いま目の前の予定表を見て改めて驚いたのですが、11/18のこの催しの前にABCホールで行われた演劇公演は、プロペラ犬(11/11-14)とカムカムミニキーナ(11/16-17)。これから控えているのは、山田ジャパン(11/21-24)、イキウメ(11/29-12/1)、そして小林賢太郎演劇作品(12/2-15)。つまり『エミちゃん祭り』は1か月以上続く東京のカンパニーのお芝居たちに挟まれているんです■牧野エミさんは、今回の一周忌イベントの呼びかけ人である升毅さんたちと立ちあげた演劇ユニット・売名行為を皮切りに、MOTHER、タニマチ金魚という集団で活動を続けてこられました。一方、請われて出演した他の団体の舞台も無数。80年代から90年代にかけて、まさに関西小劇場界の看板女優だったのです。多くの作品が東京でも上演され、関西演劇ここにあり、と当時強烈な存在感を誇っていました■その彼女を偲んで、『エミちゃん祭り』にはすごいメンバーが、いや本当にすごいメンバーが大集結しました。演劇人だけに絞っても、浅野彰一、粟根まこと、川下大洋、北村守、楠見薫、国木田かっぱ、久野麻子、久保田浩、後藤ひろひと、コング桑田、関秀人、立原啓裕、土田英生、中道裕子、東野ひろあき、升毅、桝野幸宏、松尾貴史、宮吉康夫、わかぎゑふ(別に順番で文句いう方はいないと思いますが便宜上50音順)・・・。これだけの人々が一堂に会することは絶対にない、と誰もが口々に云いました。幕の内側でもエミさんがどれだけ愛され、慕われていたかの証拠です■現在は東京に活動拠点を移しておられる方もいますが、このうち半分でも揃えば、大評判間違いなしのすごい舞台が作れるのにな、なんて僕以外にも何人もの人が思ったんじゃないでしょうか。作家、演出家、看板役者、どんだけおるねん!■で、先の現状に戻るわけですが、東京の皆さんにバンバン来ていただいて、ABCホールとしては本当に本当に有難い限りなのです。でも先輩方に負けないよう、関西も頑張らにゃいかんな、とひっそり思う次第■若くして天国にデビューしてしまったエミさんのためにも(艦長)
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- 2013年11月20日水曜日