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2014年1月

あす初日!

■いやー、やりますよ大田王(前の項参照)。大の大人の演劇人たちによる伝説のバカコント大会。本来「伝説の」などという上品な枕詞がつくようなイベントではないのですが、十数年前にたった2回開催されただけで消滅してしまったので、関西の小劇場ファンの間では伝説になってしまいました。去年のいつだったか、僕・艦長が酔っ払って大王こと後藤ひろひと氏に「ABCホールで大田王やって!やりましょ!」と懇願したらしいのですが実はあまりよく憶えていません...。でも僕の小劇場観劇の歴史の中で最もたくさん笑った舞台であったことは確かです。その復活・再生・・・。とにかく全員力を合わせ、とことん楽しめるライブにしたいと思います。

さて!

OFFICE SHIKA×Cocco『ジルゼの事情』チーム、昨日小屋入りされ、明日初日です。...とご紹介はするものの、前売りチケットは発売即売り切れてしまっているんですよねー。急遽金曜の昼間に追加公演が決定されたのですがそれも即完。いうまでもなく、Coccoさんの人気の凄さなんだと思います。音楽にはとんと疎い僕、先日ネットの動画サイトでCoccoさんの歌唱シーンを初めて拝見したのですが、なるほどです。僕ごときが安易にその魅力を言葉で表現するとファンの方に叱られそうなので控えますが、一目圧倒される。その彼女が、初めて女優として舞台に立つんですから、ねえ■劇団鹿殺しは、座長で演出を務める菜月チョビさんが海外留学中で本公演はお休み中。でもその間も、劇団代表の丸尾丸一郎さんを中心に、こんなふうに多彩な活動を展開しています。ミュージシャン・Coccoと小劇場界の雄・鹿殺しの出会い、それにしても楽しみです(艦長)

OFFICE SHIKA×Cocco 『ジルゼの事情』  作・演出 丸尾丸一郎

ジルゼ.jpg1月30日(木)      19:00

   31日(金) 14:00  19:00

2月 1日(土) 14:00  19:00

    2日(日) 14:00

※前売り完売

※当日券発売に関しては、一人でも多くの方に観覧いただけるよう関係者で現在検討中です。決まり次第このブログ、劇団鹿殺しとABCホールの公式Twitterなどでお知らせ致します。現状については「ジルゼの事情」特設サイトをご覧ください。

【速報】2014年7月 大田王 やります!

2014年7月にABCホールにて
15年振りにヤツらが帰って来る!!!



川下大洋 + 三上市朗 + 後藤ひろひと
による演劇コントユニット
その名も  「大田王」(dai - ta - ou)


1997年、1999年に扇町ミュージアムスクエアにて上演された
伝説の演劇コントユニット。大人気であったのにその後ぱたりと上演しなくなり
もはや「過去の伝説」になってしまっていた(なぜなら全員が忙しいからだと思いますが)
このユニットが15年ぶりにABCホールで復活。

詳しい日程、その他の出演者等、順次発表して参りますので
しばしお待ちくださいませ!

何故これだけしか情報が出せないのに今発表しているかと申しますと
本日(28日)〜30日までインディペンデントシアター2ndにて
兵動大樹さんと大王こと後藤ひろひと氏が立ち上げた「劇団ひろひょう」の公演があり、
川下大洋さんも御出演されているということで、
大田王の2/3が揃った!(Piperの2/5とも云えますが)
為、仮チラシを配付させていただき、
この機会に第一弾発表とさせていただきました。

楽しい夏のひとときをお届けできますよう頑張りますのでお楽しみに!(乗組員N)

【ジルゼの事情 当日券情報】

さて、ピースピットが昨晩大千秋楽を終え、カーテンコールでは女優5名によるザ・ピーナッツ「ふりむかないで」が繰り広げられ大盛り上りで終了致しました。

そして本日よりOFFICE SHIKA × Cocco「ジルゼの事情」劇場入りです!
先日東京シブゲキで公演を終えられて、今週は大阪ABCホール。
追加公演もパッと完売してしまいましたので、気になる当日券情報です。
全て「キャンセル待ち」となります、予めご了承くださいませ。


【「ジルゼの事情」 大阪公演 キャンセル待ち受付について】

「ジルゼの事情」大阪公演、キャンセル待ちの受付についてお知らせです。
各ステージでキャンセル待ちの受付をおこなうことになりました。
ご希望のお客様は、以下の詳細をご確認の上、劇場までお越しください。

●当日キャンセルが出た場合のみ、キャンセル座席の再販売を行います。

●ステージによっては、キャンセルが出ない場合もございます。あらかじめご了承ください。

●キャンセル座席の購入をご希望のお客様は、開演75分前から60分前の間に劇場受付前にご集合ください。
(※14時開演のステージ:12時45分~13時の間、19時開演のステージ:17時45分~18時の間 になります。)
(※この時間より前にお並びいただくことは出来ません。ご協力をお願いいたします。)

●集合時間までにキャンセルが出ていた場合のみ、集合いただいたお客様を対象に「抽選会」をおこないます。

●当選されたお客様は、そのステージのチケットをご購入いただけます。

ご来場、お待ちしております。 (オフィス鹿公式ホームページより)


初日! ...それとちょっと別件

ピースピット『れみぜやん』、本日初日。今日も朝から絶賛お稽古中です。皆さん、お昼ご飯食べる間あるのかしら...。開演1時間前まで電話で予約受付中とのことなので、思い立ったら即、行っときましょう!実は僕もついこの間知ったのですが、ピースピットはこの『れみぜやん』を最後に、一旦活動を休止されるそうです。これは余計観とかなきゃ!ですね。ちなみに上演時間は休憩込みで3時間の予定。見ごたえあるー!

■さて、昨日(水曜)は、ABCラジオ『浦川泰幸の劇場に行こう!』の録音日。演劇コーナーに、ゲストとして大王こと後藤ひろひと氏にお越しいただきました。 IMG_2873.JPG大王は最近矢野・兵動の兵動さんと『劇団ひろひょう』という実に分かり易い名前の劇団を立ち上げました。その第1回公演が、来週1月28日(火)、29日(水)、30日(木)の3日間、インディペンデントシアター2ndであるのです。作品は『荒波次郎』。1997年に大王が今はなきOMS(扇町ミュージアムスクエア)での公演のために書き下ろした、僕思うに幻の傑作。ハードボイルド群像バカコメディです■出演は、ひろひょうの2人と川下大洋さん、へびいちご島川さんの他は、吉本の超若手芸人たち。いずれも兵動さんの秘蔵っ子で、ポテンシャルはすごいらしい。長老・大洋さんは初演時から変わらず「芋宮殿みつる」という名前の"若手"刑事役なのですが、これ、川下大洋史上でも当たり役のひとつなんじゃないかと思いますよ。こちらも是非!(艦長)

※写真は、大王と劇団Patchの中山義紘君。この日初対面だったのですが、2人は不思議な縁で結ばれていることが判明しました。詳しい事情はあと数日ヒミツ。ヒントは「びーけー」です。

「れみぜやん」あさってから!

■今朝、毎日通勤に使っている電車のダイヤが乱れていました。「○○駅で人身事故」とのアナウンス。またか...。ちょっと暗くなります。年末に新設されたばかりの真新しい駅です。ネットのニュースで確認したところ、ホームにいた男性が自ら線路に降り、はねられたのこと。あゝ■さて、いつもより時間が早かったのと遅延の影響で、僕が乗り込んだ車内は相当混んでいました。僕は、なるべく他の方の乗降の邪魔にならないよう、車両中央近くの奥まった場所で立っていました。ところがその僕を、かなり強引に押しのけて移動する男性がいます。30歳くらいのサラリーマン。何するねんと横目で見ると、彼は僕の隣にスペースを確保するや否や、文庫本を開いて熱心に読み耽っている。書店のカバーがかかっているので題名は分からないのですが、中身は結構よく見える。興味本位で覗いてみると、本文中に太字で踊っている文がみんな強烈なんです!■「成功は成功の母」、「条件反射で成功に導く」、「成功のソフトウェアを脳にインストールする」・・・自己啓発書っていうんでしょうか、この種の本を読んだことがないのでとても新鮮だったのですが、めくってもめくっても、各ページに数限りなく『成功』という言葉が使われ、恐らくは全編200ページ強にわたってほぼひとつのことが書かれている。すごい。ついさっき人生から降りた人がいた線路の上を、必死に成功しようとしている人を乗せた電車が疾走していく...。なんだかな。どんよりしたエピソードですみません。春よ、こい。です。

さて!

ピースピット『れみぜやん』チーム、今朝小屋入りされ、あさって(木)初日です■『れみぜやん』。原作は、ヴィクトル・ユゴーの「レ・ミゼラブル」。確か僕が通っていた小学校の図書館に、「あゝ無情」という題名で少年少女向けのダイジェスト版が置いてありました。それと、2012年の末に公開され大評判になったミュージカル映画。この二つが僕のレミゼ体験の全てです。あの豪華な舞台版ミュージカルも拝見したことがない。立派な劇場に行くとなんだか落ち着かないんですよね。大好き!小劇場!!...はは。僕のことはどうでもいい■ゴシックなファンタジー、スタイリッシュなノワール、パンクな江戸コメディ・・・毎回全く異なる世界を描いて観客を魅了する末満健一氏が、今回は昭和中期の大阪の下町に『レミゼ』を持ち込みました。過激な共和革命の後、ナポレオンの登場と没落を経て王政が復活...大混乱していた19世紀のフランスから、高度成長期に差し掛かり脂ぎったエネルギーに満ち溢れていた大阪へ。ワクワクするワープです。役柄も役名も、原作との絶妙な距離感で描かれています■そして、僕がいちばん感心してしまったのは、『れみぜやん』の世界には、西洋の文豪が著した『レ・ミゼラブル』という小説が存在することです。単なる時代と場所の置き換えではない。『れみぜやん』の登場人物(の一部)は、『レ・ミゼラブル』の登場人物と自らの類似性を自覚し、先行する物語の成り行きを否応なく意識してしまう。その共鳴や反発がもたらすメタフィクション的な展開が演劇的で素晴らしいと思います■また、ピースピットではしばしば行われる趣向ですが、今回公演でも、ベーシックな配役の『トゥルースキャスト』、対になる役のキャストを入れ替えた『リバースキャスト』、まぜこぜにした『マーブルキャスト』の計3バージョンを準備。なんという手間のかかることをするのかと感心してしまいますが、木曜から月曜まで全部で7ステ、お見逃しなく!(艦長)

ピースピット『れみぜやん』 原作:ヴィクトル・ユゴー  脚本/演出:末満健一

れみぜやん.jpg1月23日(木)        19:00・T

   24日(金)        19:00・R

   25日(土) 14:00・T  19:00・R

   26日(日) 12:00・M 17:00・R

   27日(月)        17:00・T

T・トゥルースキャスト

R・リバースキャスト

M・マーブルキャスト

※希望回の前日23:59までウェブ予約可能

※希望回の開演1時間前まで電話予約可能:090-8536-5375(LOTUS)

※当日券は開演45分前より発売

  

 

【ジルゼの事情】折り込み情報

ブルーシャトルの「壬生狼」が駆け抜けて、今週末はピースピット「れみぜやん」の登場です。
今回の公演で活動休止を発表したピースピットの公演、どうぞお見逃し無く。


来週の公演OFFICE SHIKA×Cocco「ジルゼの事情」、追加公演も全て前売は完売。
当日券はキャンセル待ちという状況です。ABCホールのTwitterでも当日情報を公開して参りますので、宜しければフォローをお願いします。

チラシ折り込み情報が出ました。
OFFICE SHIKA×Cocco「ジルゼの事情」
1月29日(水)18:00より1650部

※1種類につき1名要員
※後ばさみ無し

ご希望の方は直接上記時間までにABCホール入り口へお願いします。
部数が多いので、御時間に遅れられませんよう御協力お願い致します。(乗組員N)

「壬生狼」、あす初日

ブルーシャトルプロデュース『壬生狼』チーム、今朝小屋入りされ、明日初日を迎えます。

■徳川の幕政は完全に疲弊し、黒船来航の衝撃で社会の混迷は一層加速した...。のちに幕末と呼ばれることになるこの時期の日本で、剣術で身を立てようと志した若者たちが京都の町に集いました。京都・壬生に屯所を置いたご存知『新撰組』は、その名を拝するまで、『壬生浪士組』と名乗っていました。略して『壬生浪』。荒くれた武装集団であることから一字を変え、『壬生狼(みぶろ)』と京の人々に恐れられたそうです。そんな男たちがやがて時代の荒波に翻弄されてゆく、激しく悲しい物語の序章・・・。それが今回のお芝居『壬生狼』です■先日、ラジオ『浦川泰幸の劇場に行こう!』に、今回沖田総司役を演じる田渕法明さんにゲストとしてお越しいただき、稽古の様子などを伺いました。いやいや、想像以上の激しさらしいです■ABCホールにおける前回の公演『ゼロ』では、俳優の身体のみで太平洋戦争時の激しい空中戦が表現されました。つまり、見目麗しき男たちの肉体の躍動感がブルーシャトルプロデュースの大きな特長である、と。今回は新撰組の物語ですから、当然立ち回りのシーンが見せ場となるはずですが、真剣の代わりに小道具として使われるのは何と本物の木刀。普通舞台で使うのは竹光と呼ばれる模造品、小劇場ではもっとヤワな手作りの道具を用いることも多いのです。木刀を使えば迫力は否応なく増しますが、ちょっとでも気を抜けば大怪我を負いかねない。まさに真剣勝負という状態が稽古場からずっと続いていているそうです。さらにこのシンプルな小道具は、色々な使い方をされて、刀以外の様々なものを表現するのだとか■前回に続き、舞台装置は全くありません。刀のみを携え、役者たちが100分間疾走し続けます。チラシには「90分間完全疾走演劇」とありますから、どうやら稽古の過程で10分延びたらしい。さらに千秋楽の最終公演は「ディレクターズカット」と名付けられ、泣く泣くカットしたシーンも生かした2時間超の舞台になるはずです。これまた必見っすね■それにしてもキャストの皆さん、大変そう・・・

艦長、実は京都・壬生の生まれです。でも狼じゃないです。とても打たれ弱いので、番組宛てに是非励ましのお便りを!

 

ブルーシャトルプロデュース 『壬生狼 MIBURO』  作・演出 大塚雅史

壬生狼.jpg1月16日(木)      19:00

    17日(金)      19:00

   18日(土) 13:00 17:00

   19日(日) 12:00 16:00★

★・・・ディレクターズカット

※当日券は開演1時間前より発売

※前日まで電話予約可

  06-6369-1344

Sarahさんゲスト出演。

本日より怒濤の公演ラッシュが始まります!
明日16日(木)〜のブルーシャトル「壬生狼」の公演の為仕込が始まっております。
今回も熱い男たちのお話を90分で駆け抜けます。
開演の1時間前より当日券も発売されますし、前日まででしたら劇団ひまわりチケットセンターへお電話いただくとご予約が可能なようです、どうぞお早めに!
※劇団ひまわりチケットセンター 06−6369−1344

そして、来週はピースピットの「れみぜやん」でTRUTH 、REVERSEに加えてMARBLEの3バージョンが入り乱れた後にはすぐに劇団鹿殺しのOFFICE SHIKAと歌手Coccoさんの初コラボレーション公演「ジルゼの事情」が上演。
目白押し。
ジルゼの翌週にはABCホールでの本公演は初めて、美しい世界観の「ムーンビームマシン」が登場。
2月7日(金)〜9日(日)まで「月雪の娘」。
どうですか、ABCホールに通い詰めてみませんか?

毎週日曜日に放送している山村艦長レギュラー番組ABCラジオ「浦川泰幸の劇場に行こう!」に、ムーンビームマシンの主宰で脚本家、演出家で女優のSarah(サラ)さんにゲスト出演していただきました。
出演者男性陣だらけのこの番組、2度目の女性ゲストです。
浦川アナも「妖艶な美しさ!」と感嘆してくださいましたSarahさんは、お声も美しいので是非聞いてください。「月雪の娘」の見所等お話し頂いております。

放送は19日(日)21:05〜 ABCラジオ「浦川泰幸の劇場に行こう!」是非お聞きください。
来週もゲストが登場予定ですし、お楽しみに。
番組も1年続きました!
取り上げて欲しい劇団などありましたら、艦長への応援メッセージと共に是非番組へお寄せください(^^)

お待ち致しております。(乗組員N)

※写真は 左より劇団Patch村川勁剛/浦川アナウンサー/Sarahさん/劇団Patch杞山星璃 です!
劇団Patchの第4回公演「破壊ランナー」も3月にABCホールです!
写真[5].JPG


2014年1月9日・記

■そんなわけで、ABCホールは来週から本格稼働。今週はわりとのんびり過ごしております。明後日からの三連休も、日曜に「ABCお笑いグランプリ」の準決勝が開催されるだけ。寒いけど、笑いに来ようかな■前にも少し書いたような気がするのですが、このグランプリの前身となるのが「ABC漫才・落語新人コンクール」という大会で、僕(艦長)が入社した年に、朝日放送創立30周年記念事業として始まりました。その第1回大会の予選会が開かれたのは、1979年の年末、大淀のABCホールにおいて。新入社員の僕はフロアディレクターを務めていたのですが、途中でちょっとした事件が起こりました。ある出場漫才コンビが、入り時間になっても来ないのです。このコンビは当時すでに売れ始めており、その日も予選会の前に遠方の「営業」の仕事が入っていて、それが押してしまって遅刻する、という連絡が直前に入ったというわけです■演技の順番は事前に抽選で決まっています。お笑いコンテストにおいて出番順が審査結果に大きな影響を及ぼすのはこの当時でも周知の事実。しかし、失格というのも酷だという話になり、やむなく、出場している他の芸人さんのマネージャー陣、会場のお客様の了解のもと、出番を一番最後に変更することになりました■何とかトリには間に合ったそのコンビは、プレッシャーをものともせず精一杯の演技で予選を突破。その勢いで決勝大会でも見事「審査員奨励賞」を獲得してしまいました。そのコンビが、当時『女流アイドル漫才』などというキャッチフレーズで売り出し中だった、海原さおり・しおりだったのです。ちなみにこの第1回大会の漫才の部で優勝したのは、前田一球・写楽のご両人。なんだか大昔の話ですね■さおり・しおりは、女流漫才には珍しく、その後2人とも結婚・子育てという道を歩んだため、ある時期からメディアで目にする機会はめっきり減りました。しかし80年代は、漫才ブームも到来し、また(ちょっと表現に気を遣いますが)「可愛い女性お笑い芸人」がまだ大変珍しい時代で、さおり・しおりはテレビ・ラジオで重宝され、大活躍をしていたのです。僕もその頃、よく一緒に旅のロケに行ったり、先輩と共にカラオケで大騒ぎしたり、彼女らとはほぼ同い年だったこともあって仲良くしていました■そのコンビの小柄なボケ役、海原しおりさんが1月3日に亡くなりました。やしきたかじんさんと同じ日です。たかじんさんには実に多くの著名人が追悼の言葉を述べられています。僕もたかじんさんを知らないわけではありませんが、番組の打ち合わせ以外で2人で話し合った経験は残念ながら一度しかないので(お茶を飲みながらある共通の愚痴で意気投合しました。それはそれで思い出深いのですが・・・)、しおりちゃんの話をします■とても悔しいのは、インターネットというものが出来た頃にはあまりメディアに登場しなくなったため、今、画像検索をして出てくる彼女の姿がオバちゃんになってからのものばかりだというところ。もちろん面影は残っていますが、若い頃は本当に可愛かったんです!告別式の会場の片隅に、若かりし日の写真がたくさん飾ってあるのを見つけ、目頭が熱くなりました。僕がADをしているロケの写真もありました■そういえば、ここ数日テレビのワイドショーを見ていて分かるのが、たかじんさんの過去映像はよみうりテレビが圧倒的に多彩で豊富だということ。それはまあ予想がつくのですが、海原さおり・しおりに関しても同様にYTVの圧勝でした。「お笑いネットワーク」という名番組のアーカイブの賜物ですね。20代のさおり・しおりの溌剌、キュートな漫才のハイライトを久しぶりに確認することが出来ました。ありがとう、ネットワーク!■昨年秋には、かつて僕と一緒にテレビの演芸番組、情報番組をたくさん作ってきた、ABCの市川寿憲プロデューサーが亡くなりました。上方の古典芸能に対する愛情と造詣の深さがものすごい後輩で、新聞記事にもなりましたからご存知の方もおられると思います。市川君もたかじんさんもしおりちゃんも、そして一昨年世を去った牧野エミさんも・・・これからまだまだ、という歳の人間をこの世から奪い去ってしまったのは全てガンです■以前、科学情報番組を担当していた時に教えてもらったことがあります。ガン細胞は、遺伝子のコピーミスから生まれる。人間の体も一種の機械である以上、コピーミスの発生確率は絶対ゼロにはならない。生きていれば人間はいつかはガンにかかる。つまり、ガンで死ぬか、それまでに他の病気で死ぬかなのだと。なるほどです。しかし、「だから・・・」、と何か悟りを得られるほど僕は出来た人間ではありません。天は、時に残酷です。

たかじんさん、しおりさん、謹んでご冥福をお祈り致します■(艦長)

【ピースピット折り込み情報】

お正月気分もあっと云う間に世間から消えて、お店の飾りはすでに来月のバレンタインデイですね。
ABCホールは演劇公演の御利用が来週から目白押しです。

1月16日〜19日 ブルーシャトル「壬生狼」
1月23日〜27日 ピースピット「れみぜやん」
1月30日〜2月2日 劇団鹿殺し×Cocco「ジルゼの事情」 ※こちら追加公演が出ました。
2月7日〜9日 ムーンビームマシン「月雪の娘」

ムーンビームマシンは初のABCホール公演です。是非ホールイベント情報ページもチェックしてください。

ピースピット「れみぜやん」のチラシ折り込み情報が出ました。
1月21日(火)18:00より1100部
※1種類につき1名要員
※後ばさみはございません

ご希望の方は上記日時に間に合うようにホールロビーへ直接お越し下さいませ。

楽しみな公演が目白押しなABCホールのラインアップです、今年もたくさんのご来場お待ち致しております!(乗組員N)

各ページに記載している内容は、掲載時点のものです。消費税率移行に伴う価格変更等についてご留意下さい。
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