家を見るなり驚く「匠」。リフォームしてお色直ししたスロープが、彩りの鮮やかな鉢植えや素敵なオブジェが玄関アプローチに溢れて、訪れる人を気持ちよく出迎えてくれます。実は、リフォーム後にお父さんが家作りに目覚めて、休みの日はもちろん平日の仕事の合間にも暇を見つけては家作りに余念がないのです。
子供たちが駆け回って遊べるように作った玄関前の芝生の遊び場も、一面の芝がすくすくと成長してここにも色とりどりの花が添えられ手入れが行き届いていました。この家を大事にしている家族の気持ちが伺えます。
成長したたくさんの子供たちに迎え入れられ家の中へと案内された「匠」、そこにも驚きの変化がありました。色鮮やかな緑に彩られ、まるで南国のリゾートのようにグレードアップ!お父さん自ら塗り替えた梁にはシーリングファンが取り付けられていました。まさに南国の家の雰囲気そのものです。
気持ちの良いテラスとなった元物干し場は、セカンドリビングに大変身。ソファーや鉢植え、装飾品が置かれて雰囲気の良いくつろぎの場になっています。この気持ちの良い場所でお父さんは毎晩のようにお酒を飲んでいるようです。
「匠」が懸念していたアスレチックゾーンは、なんと一面が芝生になっていました!ここで遊ぶ子供たちが少しくらい転んでも大丈夫なように配慮されています。アスレチックゾーンができてから孫の友達も毎日のように遊びに来るようになり、友達も増えたとのこと。
一通り見て回った「匠」をお母さんが最後に案内したのは家の裏でした。リフォーム時に草木を刈り取ってさっぱりしたその場所は、なんと立派な裏庭に大変身していました!この庭はお母さんの手によって作り上げられたもの、鮮やかな草花が植えられ、庭石が埋められた小道ができています。
きちんと手入れの行き届いた庭でしたが、少しばかり問題が。家の裏には水道がなく、60メートルも離れた美容室の裏の蛇口からホースをひっぱってきていました。そのため水やりのときにはその離れた蛇口をひねらないといけません。
そんな庭の水やりの問題を解決すべく「匠」はお父さんと共にすぐに行動します。家作りのときに余った材料を同じ大きさに切りそろえてビスで止めていきます。
そして家の裏の雨樋に印をつけて、30センチほどをカットしてしまいました。そしてそこに何やら特別な部品を取り付けていきます。
息子さんに調達してもらったドラム缶に、作った木の板で蓋をして雨樋から水を溜めておけるようにしました。これで離れて蛇口をひねらずとも、溜まった水をポンプで送り出すことで庭の草花に水やりができるようになりました。
今度は養生に使うメッシュシートを取り出した「匠」、このシートを加工して欲しいと一家に頼んだようですが、一体何をしようというのでしょうか。
メッシュシートを切り、穴を開けて縫うという作業を一家で協力して行った後、それをテラスの外周に掛けていきます。
そうしてテラス全体がメッシュシートに囲まれるようになりました。実は夏場は蚊が発生してテラスにいると蚊に刺されるといった悩みがあったのです。メッシュシートで囲ったことにより蚊帳のようになり、蚊に刺されるのを防げるようになりました。これで快適にテラスで過ごせるでしょう。