2009年5月17日放送
同居が出来ない家
■8坪という狭さで、母親と娘夫婦の3人で同居できない
■風呂場が無く、ずっと銭湯通いを続けている
■台所が2畳ほどしかなく、冷蔵庫が収まらない
■トイレが便器をまたいでしか立てないほどの狭さ
■家の外の洗濯機を使うのに台所からホースで水を引いている
■物干し場へは、急勾配の階段を上り、更に70cmの段差を越える必要が
安住空間の探求者
本間貴史
とにかく狭いという印象だが、子供が生まれてからのことを考えると、3人が住めればいいという設計では駄目。
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狭小住宅だからこそのアイデア
利用時間が少ない風呂場は、ある意味デッドスペース。そう考えた「匠」は、風呂場の鏡を手前に倒すと現れる収納式の洗面台を設置。風呂場の利用後もすぐに使えるように、はっ水性の高い乾燥タイルを床に敷きました。
風呂場の横のトイレは、脱衣所としても使えるように、壁に収められた板を手前に倒して着替えが置けるスペースが。
2階の寝室にある姿見の鏡は、開けると備付のドレッサーが現れます。それは、親思いの新妻へ「匠」からのプレゼント。収納力や使い勝手も抜群です。
デッドスペースをすべて収納にして、生活空間に余裕を作る
1階・2階を合わせても13坪程度という限られた床面積では、物が散らかると生活空間があっという間に占拠されてしまいます。そこで「匠」は家じゅうのデッドスペースを有効利用して、収納スペースを多量に確保しました。
特に驚きなのは、下から5段分が丸ごと引き出せる階段。その裏側は大きな収納庫となっています。
もちろん、固定された階段の下側の空間も洗濯機置き場や引出式の収納棚など有効に活用していますし、階段の天井側も2階寝室の収納部分に利用しています。
また、2階の寝室の天井には、屋根裏への梯子が。あがると容量たっぷりのロフト空間が広がります。ここは収まりきらない荷物や季節用品を収納するのにうってつけです。
新しい家族が誕生したら…
2階の夫婦寝室にある独立した3つのクローゼットは、底にキャスターを付けてあるので、自由自在に移動させることができます。
このクローゼットを使って一間しかない2階を間仕切りし、将来お子さんが生まれたときには子ども部屋にすることもできます。
埼玉県朝霞市
有限会社 水無月興産
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