2009年5月24日放送
倉庫に住む家
■鉄骨3階建ての倉庫の2階に住んでいて、入口の扉がシャッター
■高さ4m・20段の階段を子供とベビーカーを抱えて上がって部屋へ
■鉄骨とコンクリートの壁がむき出しで薄暗く、冬は底冷えする
■部屋を行き来するには靴を履いて廊下を通らなければならない
■面積は広いはずなのに、風呂場も、布団を入れるスペースも無い
■リフォーム後も父親が営む金物屋の倉庫のスペースは必要
雅空間の若き志士
長谷川 渉
住まいと倉庫が混在しているため、広さを活かしきれていない。
倉庫部分を必要なだけ確保しながら空間の構成を根本的に変える。
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赤いカメラをクリックするとビフォーアフターの変化をご覧いただけます
今までの思い出と、これからの思い出
日が差し込む明るい玄関ホールには、階段下のスペースを活用して作られた飾り棚が。その引き出しは、依頼主の亡きおばあちゃんが、60年以上も前に嫁入り道具として持って来た、形見の桐箪笥が再利用されています。その箪笥を見る度におばあちゃんとの思い出が甦ります。
そして、その脇の収納庫には、これまで飾る場所のなかった雛人形が仕舞われています。来年からは、ここがお雛様の指定席。新しい思い出が作られていきます。
アイデアギミック満載で利便性アップ
元が倉庫なので床面積は広いのですが、それでも収納力が高いに越したことはありません。キッチンにあるレンジ台の下の棚は、引き出すと更に隠し棚が現れて収納力抜群です。
寝室にある収納部分も引き出して向きを変えると、椅子とサイドテーブルに早変わり。収納部分のカバーが机となり、書斎として利用できます。
寝室と、渡り廊下を挟んで対面にある子供部屋の壁は市松模様の無双窓になっています。横にスライドさせると、一気に視界が広がり爽やかな風が吹き抜けます。両方を開ければ寝室から子供部屋の様子も眺めることができ、温かく子ども達を見守ることができます。
前代未聞の物干し!
広い洗面脱衣所の横には内干し用の物干しが…と思いきや、これを外に向けてスライドさせると、なんとそのまま家の外に洗濯物が吊るされた物干しが!
わざわざ外に出なくても、脱衣所内で洗濯機から物干しに洗濯物をぶら下げさえすれば、スライドさせるだけでお日さまの光をたっぷりと当てることができるのです。
京都市右京区
神山工務店
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