2009年6月7日放送
置き去りにされた家
■塾として間借りしていた一軒家を買い取ったが、奥の住居スペースが廃墟と化している
■塾の生徒が使うトイレは暗く塾生が怖がる
■台所には雑草が侵入し、水道から出る水は錆で濁っている
■60cm四方の狭い浴槽は、底が深く子どもには危険
■ベランダの床板は腐って崩れ落ち、柵も錆びている
ゆとりの空間請負人
豊田 悟
古い家のリフォーム経験は多いが、人が住んでいない廃墟は初めて。
長い間、人が住んでいないことで、かなり老朽化が進んでいる。
構造から現代の基準に合うように修復しなければならない。
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赤いカメラをクリックするとビフォーアフターの変化をご覧いただけます
教室も綺麗に再生
ご主人の仕事場でもある学習塾もリフォームで一新しました。
正面には生徒たちが乗ってくる自転車を置くスペースを確保。通りにはみ出して駐輪することはありません。
教室内は靴を脱ぐように変わり、あわせて靴箱が用意されました。駐輪スペースの裏側を利用しています。
床はシラカバの無垢材で覆われ保温性を向上。道路に面したガラスはペアガラスで防音効果を発揮。勉強に集中できるようになりました。
収納も充実したドリンクコーナーもできました。生徒たちの机からはトイレとの間に位置し、その目隠しとしての役割も果たしています。
限られた空間を最大限に活かす
学習塾の天井には、ロールスクリーンとプロジェクターが!なんと、教室がホームシアターに変身しました。塾が休みの日でも、教室が家族にとっての有効スペースとなりました。
物干しスペースは1階の南側に用意されました。ここは、洗濯機が置かれた水回りスペースからドアを開けるとすぐの場所。洗濯してから干すまでの動線が最短に収まりました。
2階の北側にある9帖の和室。廊下側の壁から4枚の板をスライドして引き出すと、和室を2間に分けることができます。これで二人の娘が大きくなったときには、和室を夫婦の寝室と子ども部屋に使い分けることができます。
収納スペースにもこだわりを
階段の下4段の蹴込み部分には、引き出しが設けられました。デッドスペースになりがちな階段下の空間も有効活用しています。
2階にある姉妹のために作られた机の両サイドと上部には、たっぷりの収納スペースが。
和室の下には、なんとタンス一竿分の収納力を誇る引出が!!和室を小上がりにすることで生まれた収納スペースは、見た目もスッキリ。
神奈川県秦野市
新進建設株式会社
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