2009年6月21日放送
扉に悩まされる家
■購入以前、一階と二階を別々に貸していたので、玄関やトイレなどが2つあり、それらのスペースが無駄になっている
■階段の上がった所に、開けるとぶつかる危険な扉がある
■トイレのドアが洗面台にぶつかり半分しか開かない
■壁に穴を開け強引に階段への動線を作っている
■二階の台所は使っておらず、その空間は何も利用していない
■台所で調理中、後ろの風呂場の扉が開き危険
断面構造のフリークライマー
中尾英己
建坪8坪の中に無駄な空間が多すぎる。キッチンが2つあったりとロスが大きい。そういった無駄なスペースを実際の生活空間にどれだけ取り込めるかが、今回のリフォームの鍵になると。
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8坪と感じさせない収納スペース
見通しの効く空間を作るため、あえて設けたリビングダイニングへの段差は、踏み台が引き出し収納として使えるようになっています。
リビングダイニングに設置した棚戸棚は高い位置にあるものの、床下を上げてあることで普通に手が届きます。天井いっぱいまで利用して戸棚を設置したことで大きな収納スペースを確保できました。
2階寝室の壁には大型クローゼットを設置。なんとこのクローゼット、再生紙が素材の「匠」オリジナル。強度は十分、かつ、非常に軽いので取扱いに便利。同じサイズの引出しが上下にあり、引出しごと入れ替えることが可能に。これで季節ごとの衣替えが楽におこなえます。
隠し部屋!?
リビングダイニングにある壁。
この壁の一部を手で少し押し込むと、壁が奥にスライドします。その向こうには、洗面や浴室といった水周りのスペースが!
そう、壁の一部がワンタッチで開く扉だったのです。普段閉じているときは壁と一体化して扉に見えず、リビングダイニングの見た目がすっきりとしています。
奥さんへのプレゼント
今まで危険な目に遭っていた奥さんには、リフォームで気持ちに余裕を持ってもらえるような「匠」からのアイデアが。
1階キッチンを前にするカウンターからの続きのテーブルは、自宅でシステムエンジニアをする奥さんのワーキングスペースに。
そのテーブルとなっている板は、裏返せばアイロン台へと姿を変えます。
そして、2階のクローゼットのひとつには、大きな鏡の蓋が天盤として使える、収納式のドレッサーが隠されていました。
生まれてくる子供のために…
道路から段差なく続く、滑りにくい磁器タイルのアプローチの終点には、雨に濡れないベビーカー置場が作られました。
リビングダイニングへの段差は、2段だけとはいえ、子どもが落ちると危険なので、ベビーゲートを設けました。このゲート、使わないときには壁に収納できます。
2階のクローゼットは移動式で、部屋の中央部分に移動させると二間に分ける間仕切り代わりに。階段につながるスペースの両サイドには、間仕切ることで生まれたそれぞれの部屋の扉が隠されていました。将来、子ども部屋が必要になればいつでもできます。
東京都羽村市
株式会社 タータンズリビングファクトリー
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