2009年7月19日放送
客に裸を見られる家
■お風呂が、脱衣所も無く、台所からも外からも見える。
■家の中が近隣の住宅やレストランから見える。
■昔ながらの台所は、まな板を置く場所も無く、古びたトタンの流し台は、腰を屈めて洗い物をしなければならないほど低い。
■床や天井の隙間からゲジゲジやムカデなどの虫が入ってくる。
■台所が狭く、冷蔵庫を居間に置かなければならない。
■窓や引き戸の立て付けが悪いため、隙間風が吹き、開け閉めも簡単に出来ない。
和とモダンの融合者
川口とし子
築年数が70年以上ということで、構造部分で非常に老朽化が目立っている。その辺りの補強をしっかりすることが第一。
あとは外からの視線が気になるので、その対処を施す。
「匠」のプロフィールを見る
赤いカメラをクリックするとビフォーアフターの変化をご覧いただけます
丸見えだった家は…
この物件で一番の問題だった、訪問客や隣家から丸見えだったお風呂や室内。
「匠」はリフォームで、この問題を解決しました。
浴室の窓は、外からの視線をシャットアウトするため、高い位置に設けました。
リビングの全開口式の大きな窓から続く庭には、近隣からの視界を遮りプライバシーを守るため、緻密に角度を計算して作られたルーバーが。
このルーバーの板の間には桟(さん)があり、板を差し込むと自由にレイアウトできるプランター台として植木鉢などを飾ることができます。
さらに隙間に設置された板を倒して縁側に立て掛けると、和風のティーテーブルに早変わり!
鎌倉の雰囲気を活かした和モダン
リフォーム前の古い趣ある玄関は、その風情を残しつつ一部をお色直し。
以前からあった靴脱ぎ石は、新たに設えた床に置かれ、たたきの雰囲気を情緒豊かに仕上げました。
室内への扉には、数寄屋風の丸窓を。そのガラスは、かつてお風呂と台所を仕切っていた磨りガラスを再利用。
たたきの横には庭が臨める小窓を設けました。
リビングから、和モダンの小上がりを通じてつながる和室。部屋の壁に飾られた、依頼者のお母さんが書いた「書」が和の美しさを引き立てています。
あらゆる空間を活かした収納
一階の和室の畳の下は、深さ80cm、2畳分の広さを有する床下収納が。ただ深いだけでなく、その深さを考慮して、小さな階段も設置されています。
夫婦の寝室の壁には備付の大型クローゼット。スペースが無駄なく使われています。
更に、その寝室の梁をむき出しにした天井には、ロフトを設けました。僅かな隙間を利用して、収納不足を補っています。
神奈川県鎌倉市
斉藤建設
放送リストに戻る
前の物件を見る
次の物件を見る
このページの一番上に戻ります
©ABC TV All rights reserved.