涼次といえば食道楽のイメージですが、忘れてはいけないのが表稼業の経師屋(きょうじや)。屏風や襖を仕立てるのが仕事とあって、絵の腕前もかなりのものです。 今回、身を寄せた寺の住職・隆斎の依頼で、ひさしぶりにその腕前を披露。涼次ならではのダイナミックな画風で、四面にわたって屏風絵を描きます。 この絵を目にした隆斎は、涼次に思いがけない言葉を投げかけるのですが……。