豊かな自然に囲まれた丹波市。この街を中心に活動している余田さんは『ノルディック ウォーキング』のインストラクターです。自ら主宰するクラブでは、地元をめぐるツアーを開催。歩き始めると、車を利用していたら気づかない風景に出会えます。

一度途絶えた技術がよみがえって、今では無形文化財になっている『丹波布』。糸を紡ぐ、糸を染める、そして織る…その工程のすべては手作業です。丹波布の最大の特徴は”つまみ糸”という絹をよこ糸に織り込むこと。丹波布で作られた小物は、どれも使うほどに手になじみ、織り目がつまって丈夫になります。

”ドングリをエサに育てられるイベリコ豚がおいしいなら、丹波栗を食べて育つ豚はもっとおいしいはず…”そんな発想から生まれたのが『丹波栗きん豚』です。その肉は臭みがなく、うまみたっぷりで、脂もさっぱりしています。でも出荷量が少ないので、地元のスーパーか飲食店でしか扱っていません。