本町奉行所に勤める同心。裏稼業は仕事人。奉行所では面倒な仕事を避け、家では婿養子として肩身が狭い日々を送る。だが、ひとたび“仕事”となれば、悪人たちを一刀両断にする冷徹さを発揮する。 |
襖や屏風を修繕する経師屋。裏稼業は仕事人。筆に錐を仕込んだ仕事道具で、相手を突き刺して息の根を止める技を持つ。 食道楽・酒好き・女好きの豪快な性格。 |
表稼業は着物を作る仕立て職人。裏家業では、しつけ糸で首を絞め上げる技で的の命を奪う。やんちゃで負けん気の強い性格。 今回、謎の辻斬りに襲われ、ケガを負ってしまう。 |
常磐津の師匠。裏稼業は、“仕事”の情報屋。恨みを晴らすことを願う頼み人たちから、“仕事”を請け負う。肝の据わった男勝りの性格で、個性の強い仕事人の面々をまとめるプロデューサー。 |
シジミ売りの娘。 小宮山診療処の様子をいつも気にしている。 |
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不気味な雰囲気を漂わせる、流しの仕事人。トレードマークは手に握った胡桃。表稼業では蕎麦の屋台を営んでいる。 お菊からの依頼で仕事を引き受けるが、腹には一物あるようで……。 |
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小五郎の姑、ふくの母親。出世もはかどらず、跡取りもできない小五郎のふがいなさを嘆く日々を送っている。 口癖はもちろん「ムコ殿!」。 |
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小五郎の妻。母・こうと共に渡辺家を発展させようと意気込む毎日。 内心、疎ましく思う小五郎だが、彼女の悪気ない思いやりに本音を言うこともできずにいる。 |
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若くして小宮山診療処の院長を務める青年医師。 医術の道に精進して立身出世してほしいという父・泰山の期待を受け、患者の治療に当たる毎日を過ごしている。 |
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小宮山診療処で雇われている見習い医師。 仕事の手際はよいが、態度が横柄で素行にも問題がある。 |
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辰巳屋の番頭。 |
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辰巳屋に雇われている密偵。 黒い着物に身を包み、異様な雰囲気を漂わせる。 |
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越中岩城の廻船問屋。 小宮山診療処をさらに発展させて息子を名医にしたいという小宮山泰山の願いを聞き入れ、協力を約束するが……。 |
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本町奉行所に勤める小五郎の同僚。 子だくさんの大家族で暮らしているため、なかなか子供を授からない小五郎にアドバイスしようと世話を焼く。妻のはつは、11人目の子供を妊娠中。 |
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本町奉行所に勤める与力。小五郎ら見廻り同心たちの上司にあたる。 長いものには巻かれる、いわゆる管理職人間。江戸の町を騒がせる辻斬り事件の発生に、早く下手人を捕まえろと部下たちを叱咤する。 |
小宮山勝之進の父親。すでに隠居した身だが、息子を当代一の名医に仕立て上げるためには労を惜しまない。 小宮山診療処をさらに発展させるために、廻船問屋の辰巳屋又右衛門に援助を請う。 |