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高級ブランド示すタグを水産会社に譲渡か カニ漁船関係者の女を書類送検 「間人ガニ」産地偽装
04/16 15:19 配信
別の産地で水揚げされたカニを、高級ブランドの「間人ガニ」と偽って販売するのを手伝った疑いで、京都府京丹後市のカニ漁船関係者の女が書類送検されました。
不正競争防止法違反幇助の疑いで書類送検されたのは、京都府京丹後市の56歳の無職の女です。
高級ブランド「間人ガニ」を示すタグは、漁協から5隻のカニ漁船だけに与えられていますが、このうちの1隻でタグを管理する立場だった女は去年1月、京丹後市の水産会社「まるなか水産」に、タグを譲り渡した疑いが持たれています。
警察によりますと、「まるなか水産」はタグを譲り受ける見返りとして、女の親族の船で獲れたカニを、通常よりも高値で買い取っていたということです。
警察は「まるなか水産」も、不正競争防止法違反などの疑いで書類送検しました。
この事件では4月にすでに「まるなか水産」の取締役や元従業員が逮捕されています。
最終更新:04/16 15:19