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神戸・王子公園の再整備計画の取り消し求め 住民グループが提訴 土地売却で「広域避難場所としての機能が低下」
08/28 21:46 配信
神戸市灘区の王子公園の再整備をめぐり、公園の一部が売却されることで災害時の広域避難場所が縮小されるなどとして、住民らが計画の取り消しを求めて神戸市を提訴しました。
神戸市は王子公園について、スタジアムを移設しプールやテニスコートなどのスポーツ施設を廃止・縮小するなどの再整備計画を発表しています。
さらに計画により、公園の区域から外れた土地を関西学院大学に売却し、新たに学生数4000人規模のキャンパスが出来ることになっています。
周辺に住む住民5人は、災害が発生した時に広域避難場所としての機能が低下し、市民の憩いの場が奪われ生活環境が悪化する恐れがあるなどとして28日、神戸市に再整備計画の取り消しを求める訴えを起こしました。
(訴えを起こした住民)「大学を誘致することで、市民や子どもたちの憩いの場が無くなる。“こんな計画はないだろう”ということで多くの市民が怒りを覚えた」
神戸市は「訴状が届いておらず、詳細が分かりません」とコメントしています。
最終更新:08/28 21:46