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野菜の高騰いつまで続く ”安く買うコツ”を節約のプロが解説 スーパー店長「2月末~落ち着くか」 とんかつ店のキャベツおかわり「企業努力で維持」

01/24 18:35 配信

 野菜の高騰で頭を悩ませる人も多いのではないでしょうか。野菜を少しでも安く買う方法を、節約アドバイザーに聞きました。

 大阪市内のスーパーにずらりと並ぶ野菜。価格を見てみると、キャベツ1玉がなんと税込み537円。これでも、去年末からは下がっているようです。

(フレッシュマーケットアオイ・内田寿仁社長)
「(去年末は)600円後半ぐらいの値段で出していたので、そこから見ると少しは下がったと思うが、今でも通常の3倍以上の値段をつけないといけない」

 ハクサイは4分の1サイズで213円、ダイコンは1本300円、葉物野菜も平年の倍ほどの価格です。その要因を聞いてみると・・・

(内田社長)
「去年の夏の猛暑、秋の高温、12月の雨不足をずっと引きずってきているので、いろんな要因で生育が遅れている」

 ではいつになれば、価格は落ち着くのでしょうか。

(内田社長)
「ふだん通りの季節の移り変わりであったり気温の変化であれば、必ず野菜は生育するので、2月末~3月ぐらいになると、わりと落ち着いた相場になるのではないか」

 値上がりの影響は、飲食店にも。大阪のとんかつレストラン「かつアンドかつ」。このお店で1日に使うキャベツは約40キロ。今月から仕入れ値は2倍~3倍ほどになりました。

 値上がり分を商品の価格に反映したいところですが、米の値上がりの影響で先月すでに引き上げたばかり。「これ以上の値上げは避けたい」と、節電やドリンクサーバーの導入などで、コストを抑える工夫をしています。

(かつアンドかつ二ノ切公園店・木下晋司店長)
「(Qキャベツのおかわり無料をやめたりは?)今のところはない。維持したいので、さらなる企業努力をさせていただく」

 こうした中で野菜を少しでも安く買う方法を、節約アドバイザー・和田由貴さんに聞きました。

1、直売所を活用するべし
 直売所は農家が直接卸しているので、仲介業者を経由するスーパーより安いケースが多いということです。例えば大阪府の場合、JA大阪中央会のHPに府内の直売所や朝市など約70ヵ所が掲載されています。検索してみると、意外と身近にあるかもしれません。

2、ネットを上手に活用すべし
 野菜を買うとき、スーパーなど実店舗をイメージする人が多いと思いますが、和田さんは「ネットを活用すべし」としています。

●タダヤサイ(農作物通販サイト)
 農家から直接仕入れているので割安です。抽選で10人に規格外野菜をプレゼントしているということですが、「前年に比べ、抽選の応募が倍になった」ということです。

●ふるさと納税サイト
 高騰している野菜をふるさと納税の返礼品として受けとる動きも広がっています。「さとふる」によりますと、「特にキャベツは人気。前年同月比で泉州キャベツの返礼品への寄付件数は約62倍に増えた」ということです。

(『newsおかえり』2025年1月24日放送分より)

最終更新:01/24 18:35

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