関西ニュースKANSAI

　兵庫維新の会は７日、斎藤知事らを告発する文書を作成した兵庫県の元県民局長に関する「噂話」を伝えるために、ＮＨＫから国民を守る党の立花孝志党首と電話で連絡を取った白井孝明県議について、「離党勧告」処分にしたと発表しました。

　白井県議は県知事選期間中の去年１０月末に、自身の支援者を通じて立花氏に連絡先を伝え、電話で接触しました。

　連絡を取ろうとした理由について、「告発文書を作った兵庫県の元局長などについて、噂レベルの情報を伝えたかった」などと述べ、兵庫維新の党紀委員会から調査を受けていました。

　そして６日夜に開かれた執行役員会で兵庫維新は、白井県議が兵庫県知事選で清水貴之候補を支援する方針があったにもかかわらず他党の立花氏と電話で連絡を取ったことに加えて、会派として「賛成」の方針を決めていた百条委員会の調査報告書に対して５日の県議会本会議で「反対」したことが、それぞれ「党の名誉を傷つける行為」「党の規律を乱す行為」にあたるとして、６日付で「除名」の次に重い「離党勧告」処分とし、７日に本人に通告しました。

　白井県議は処分に先がける形で、５日に離党届を提出していましたが、現段階ではまだ認められていないということです。

　兵庫維新の会はこのほかにも、立花氏への情報提供をめぐって岸口実県議を「除名」に、増山誠県議を「離党勧告」処分にしています。