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　１７年前、滋賀県の琵琶湖周辺で切断された男性の遺体が見つかった事件をめぐり大津地検は１９日、杠共芳（ゆずりは・ともよし）被告（７４）を殺人の罪で起訴しました。

２００８年、近江八幡市や大津市などの琵琶湖周辺の６カ所で、川本秀行さん（当時３９）の切断された遺体が発見されました。

２月、滋賀県警は川本さんを殺害した疑いで別の殺人事件で服役していた杠共芳被告（７４）を逮捕・送検していました。

起訴状などによりますと杠被告は２００８年５月中旬ころ、会社の元同僚だった川本さんの頸部を何らかの方法で圧迫し、窒息させて殺害した罪に問われています。

川本さんは殺害直後に遺体を切断・遺棄されたとみられていますが、大津地検などによりますと死体遺棄・死体損壊の罪は時効（事件発生から３年）を迎えているため、起訴することができないということです。

これまでの取材で、杠被告と川本さんは一時同じ寮で生活していた時期があり、２人の間には金銭トラブルがあったことがわかっています。
検察は杠被告の認否を明らかにしていません。