関西ニュースKANSAI

　京都駅ビル開発などは２１日、ＪＲ京都駅西側の梅小路エリアで、新たな観光拠点化を目指し、廃線の高架跡に未来の駅をイメージした飲食店などをオープンすると発表しました。

　京都市が中心となって官民連携で開発を進める「京都駅西部エリア」には、鉄道博物館や京都水族館がある梅小路エリアがあり、２０１６年に廃線となった「ＪＲ梅小路短絡線」の高架が残っています。

　高架跡は２０１９年頃から京都駅ビル開発やＪＲ西日本が中心となって活用方法を検討し、去年６月には東京を中心に飲食店を展開する「ＤＤグループ」と共に「梅小路ハイライン」を立ち上げ、常設で新たな観光拠点となる店舗の立ち上げを進めてきました。

　「梅小路ハイライン」は２１日、京都市などとエリアの活性化に関する連携協定を結んだ式典で、高架跡に未来の駅をイメージした飲食店などをオープンすると発表しました。

　店舗の名称は「ＦＵＴＵＲＥ ＴＲＡＩＮ」で、特急「サンダーバード」として実際に使っていた車両などをその場に置き、活用する予定です。

　店舗のデザインは「きゃりーぱみゅぱみゅ」のＭＶも手がけたアーティスト・増田セバスチャン氏が担当し、増田氏は式典の中で、「若い人たちがなかなか未来に希望が持てない中、今こそ希望を持ってもらいたいという思いをデザインに込めた」と話しました。

　オープンは７月頃を目指しているということです。