関西ニュースKANSAI

大阪府岸和田市の市長選挙が６日投開票され、無所属で新人の佐野英利さん（４５）が女性問題をめぐり失職した永野耕平前市長（４６）らを破り、初当選を果たしました。

今回の選挙では女性問題にからみ、市議会から２度の不信任決議を受け失職した永野前市長の市政運営などが問われました。

元国会議員秘書で無所属・新人の佐野英利さん（４５）は自民、公明、共産などから幅広い自主支援を受け、永野前市長らを破り、初当選しました。

当選を決めた佐野氏は「私は決して一人で市政を進めることはしません。市民の皆様と新しい、胸を張って子どもたちに繋いでいける岸和田市を作っていきたいと思っております」と述べました。

一方、永野前市長は選挙戦で自身の女性問題についての説明よりも市の将来のビジョンや教育・福祉の充実などを訴えましたが、及びませんでした。

永野前市長は「自分の誤解を解く作業よりも、市民の皆さんにこういう街であるべきだという話をしていくと、それを伝えるのを優先してやってきたんですね。その結果ひょっとしたら誤解が十分解けてない部分もあるかもしれないと思いますね」と振り返りました。

投票率は４０．０３％で、２０２２年の前回選挙を１１．７６ポイント上回りました。