川端さんは昨年11月にご出演頂いています。
手塚「9月11日から23日まで開催されていた、ドイツ、フランクフルトのモーターショーについてお伺いしたいと思います。モーターショーは世界各地で開催されていますが、どこがどういう位置付けで、またどこが1年のスタートなのですか?」川端「自動車業界の年始会と言われているのがデトロイトです。これは本当にパーティーみたいで楽しいものです。日本に入っていないブランドや、アメリカらしいモデルを見ることが出来ます。その次がジュネーブです。スイスは自国に自動車メーカーがありませんので中立的で、どの国のメーカーのブースも決まった大きさです。でも派手でカッコいい、スポーツカーのような車が出品されます。その次は秋にヨーロッパで1年おきにドイツとフランスで行われています。その後東京モーターショー、上海と続きます」
手塚「今回のフランクフルトで行う意味というのをお教えください」川端「世界一のモーターショーと言われるぐらい広い会場です。幕張メッセの3分の1程あるようなビルに、メルセデスベンツだけが入っていますし、BMWも大きなテントを持っていますので、ドイツのメーカーを見るだけで、幕張を回るより広いかなと思います。ドイツは新車の発表会をやりませんので、このモーターショーがそういった意味合いもあります。もうひとつフランクフルトは本音と建前の後者のショーと言われていて、将来何をしていかなければいけないか、例えばこういう新技術があります、環境に配慮したようなコンセプトカーを沢山出します。実際今回もそういうモデルが沢山出ていました」手塚「フランクフルトは車と社会を考えようというものがあるのですね」川端「今回は初めてエコカーが主役になったショーだと私は思いました」
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