森林組合 写真左から山口広昭さん、柳田辰義さん、矢野時博さん、牧実寛さん
屋久島の森林の8割が国有林、森林組合の皆さんは主に民有林を担当されていらっしゃいます。主なお仕事は人工林の枝打ちなど山の整備をされています。
手塚「世界遺産に登録され観光客が増えたことによって、不便が生じることはありますか」矢野「人工林の伐採現場を観光客が目にする機会が増え『ここも残すべきだ』と言われてしまい困っています」
手塚「今後、どうしていこうと思いますか」山口「すべて保護するのではなく、守るべき所は守り、切るところは切る、と言いたいところですが、これからは事業として拡大できないと思います。むしろ現状を管理する方向に行くと思います」柳田「今すでに木を育てながら切っていく、木を残しながら切るという方向に変わってきています」矢野「この島内での木の需要を100パーセント島内で賄いたい」牧「いかにしてこの森林を大事にしながら活用するか、この島の豊かな自然からどうやって恩恵を受けることが出来るか、それがこれからの課題だと思います」 |