平昌オリンピックが開幕し、奮闘している日本人選手たち。そこで今回は、「がんばれニッポン！世界が愛した日本人ＳＰ」と題し、スペシャル企画をお届けする。

番組ではこれまで「世界が愛した日本人」をテーマに、世界で活躍する多くの日本人を紹介してきた。その人気シリーズの中から特に反響の大きかったエピソードをプレイバックする。まずは、日本人の不屈の魂が感動を呼んだ２つのエピソードをピックアップ。中央アジアの国、ウズベキスタンにある「ナヴォイ劇場」は、中央アジアで最も格式の高い劇場として知られている。実は、この劇場建築には第二次世界大戦後に強制労働で送られた日本人捕虜が大きく関わっていた。ウズベキスタンの人々が畏敬の念を抱くまでになった日本人捕虜たちの功績とは…。また、チリ領のイースター島にある世界遺産のモアイ像を救った日本企業の活躍ぶりを紹介。今から２０年以上前、モアイ像は地震や風化のため、そのほとんどが倒れていたという。これを今の姿に修復したのが香川県に本社を構えるクレーンメーカーだった。たった１人の社員の思いつきから世界を巻き込み、モアイが再び立ち上がるまでの企業の奮闘ぶりを紹介する。

日本との知られざる絆が反響を呼んだエピソードもあった。２０１１年３月、東日本を始め、各地に甚大な被害をもたらした東日本大震災。アメリカ軍は「トモダチ作戦」と銘打ち、東北に赴いて災害救助に尽力した。この作戦で、いち早く日本に駆けつけたのが、空母のロナルド・レーガン。艦長が真っ先に日本に向かった理由には、６０年以上前の、もうひとつの物語が秘められていた…。一方、およそ２００億円もの義援金を寄付してくれた台湾の人たち。地震発生直後からテレビで緊急特番を放送し、多くの有名人や政治家、総統までもが日本の危機的状況を訴え、支援を呼びかけた。なぜ、台湾の人たちはそこまでしてくれたのか？その裏には台湾の教科書にまで載っている日本人の尽力があった。日本と世界との時を超えた絆の物語を紹介する。

また、昨年末に放送した「泣ける！人馬一体ものがたり」では、メンバーが有馬記念を予想。その衝撃の結果を発表する！

私たちが暮らしの中で大切にしている礼儀や作法、習慣は、日本には古くから伝わる伝統がある。しかし、例えば、お正月の初詣。室町時代には同じような習慣があったが、今と違い「恵方参り」といわれ、その年に縁起の良い方角の寺や神社を参拝するというものだった。では、なぜ、現在のように皆が毎年、明治神宮や伏見稲荷など、同じ神社や寺に参拝するようになったのか？そこには、電鉄会社の戦略があった…。いつしか恵方参りという伝統は消え、“初詣”が新しい伝統となったのだ。まさに、伝統の裏側には私たちの思い込みとは違う意外な思惑が隠されている。そんな伝統の真実を教えてくれるのが、作家の藤井青銅先生。「伝統は時代とともに変化している」という藤井先生が、知られざる伝統の裏側を紹介する。

多くの人が古くからの伝統だと思っているものの中に、誰かの思惑で生まれたものや、隠された意外なルーツが潜んでいることがある。京都の人気観光スポットでもある「平安神宮」は、平安時代に作られたものだと勝手に思い込んでいる人も少なくないはず。だが、その歴史は意外と浅く、できたのは明治時代。その完成には京都人の意地と底力が秘められていた。また、現在の作法で正式とされる「正座」。実は、室町時代まではあぐらで座ることが正式だった。あぐらから正座に変化した知られざる思惑とは？そのほか、おめでたいときに使う「万歳」や、京都の伝統的なお土産だと思われている「あぶらとり紙」の意外なルーツを解説する。

また、世界の伝統的な名産品の中で日本と意外な関わりを持つものを紹介。ロシアの名産品としてお馴染みのマトリョーシカの意外なルーツや、ハワイ伝統のアロハシャツのルーツと深くかかわる日本人移住者の歴史を紹介する。
逆に、海外から日本に入り、伝統になったものをクイズ形式で紹介。４０００年前のエジプトで発祥し、奈良時代に日本に伝わった伝統の遊びとは！？

私たちがふだん何気なく使っている漢字。だが、漢字の成り立ちに恐ろしい真実が隠されていることを知っている人は多くない。たとえば、方角や方位を表す漢字の『方』が作られたのは、今から３０００年以上前の中国。当時の中国王朝は四方を様々な異民族に囲まれていたため、王朝の人々は国境付近に死体を吊るしていたという。古代中国では死体に呪いが宿ると考えられていたため、呪いの力で異民族の侵入を防ごうとしたのだ。この吊るされた死体を象った古代中国文字が徐々に変化して出来上がったのが、漢字の『方』。魔除けのために吊るされた死体から生まれた漢字だった…。そんな漢字の怖い起源について教えてくれるのが、広島女学院大学客員教授の出口汪先生。今回は、出口先生がスタジオの一同も凍り付く、恐い漢字の世界を紹介する。

古代中国が生み出した漢字には、人々の苦しみや叫び、恐怖や傷みが潜んでいる。たとえば、『民』という漢字は、戦いが続く古代中国時代に捕らえられた捕虜の姿から生まれた。捕虜が逃亡や反乱を企てないように、その目を潰すことが古代の習わしであり、目の見えなくなった彼らは自由を奪われ、死ぬまで働かされたという。潰されて血を流した捕虜の目を表した古代文字が次第に変化し、『民』という漢字になったのだ。そのほか、起源はまったくハッピーではない『幸』や、もともとは悪い子供のことを表していた『童』など、血塗られた歴史をもつ漢字のルーツの数々を紹介。これにはスタジオの一同から、「怖い～」と声が上がる。出口先生が解説する、残酷なルーツをもつ漢字の多い理由とは？
さらに残酷で、血みどろの起源をもつ漢字の数々を紹介。『道』の字に隠された“首”の意味とは！？身震いするような血みどろの歴史にスタジオの一同も凍りつく！
また、漢字クイズを出題。漢字の起源になった動きを美女が実演し、その姿から漢字を当てる。

近年、歯の予防に対する重要性の高まりから年々成長を続けるオーラルケア市場。そんななか、「歯はみがいてはいけない」というタイトルの衝撃的な本が出版された。著者によれば、日本人の“歯磨き”は間違いだらけだという。食後、すぐに歯を磨くように教えられてきたが、実はそれは世界的に遅れた歯科常識。さらに、間違った歯磨きは虫歯や歯周病になるリスクが格段にアップするだけでなく、歯周病や虫歯菌は全身疾患と深い関わりがあるという。そんな間違ったデンタルケアを正してくれるのが、「歯はみがいてはいけない」の著者であり、歯科医師の森昭先生。今回は、森先生が最新のデンタルケアについて解説する。

８０歳以上の“残っている歯の平均本数”を比べると、スウェーデンが２１本以上であるのに対し、日本は１０本以下。「歯磨きをしているにもかかわらず、１０本以下というのは、いかに日本の歯磨きの習慣が間違っているかを表している」という森先生。さらに、日本人の８割がかかっているといわれる歯周病や虫歯は、様々な全身疾患と深く関係しているという。その１つが糖尿病で、歯周病との密接な関わりを解説する。そのほか、アルツハイマーや脳梗塞など、もはや口の中だけでは済まない恐ろしい病気とのつながりに、スタジオの一同も衝撃を受ける。

そこで大切なのが、正しいデンタルケア。私たちが普段、行っているデンタルケアには間違いが多いという森先生が、最新の正しいデンタルケアを紹介する。唾液分泌の重要性や歯磨きよりも重要なデンタルケアについて、さらに、歯磨き粉のつけ過ぎや歯ブラシの替えどきなど、意外な事実を解説する。

また、お口の状態がわかるチェックリストをもとに、一同のお口の健康度を診断。一番状態の悪かった人を森先生が直々に歯科検診する！