2012年8月19日放送
お湯がもったいない家
■玄関の脇にある小料理屋時代の小さな厨房を、家庭用の台所としてそのまま使っている
■洗濯機は置き場がないので玄関の奥に仕方なく置いている
■洗濯機は排水口がないので排水用のホースはむき出しに
■脱衣所の天井はとても低く、息子さんが着替えをするのにかなり不便
■トイレは半畳しかなくかなり狭い。トイレに座り扉を閉めようとしても、膝が扉に当たってしまい閉められない
■お風呂は壁も床もコンクリートがむき出しで、断熱性がなく冬場はかなり寒くなる
■浴槽は50センチ角ほどしかなく、入るときは膝を抱えて入らないといけない。入るとお湯がほとんど溢れ出してしまう
■2階へ続く階段は幅が50センチとかなり狭く、傾斜も急なので上り下りが大変で転落の恐れすらある
楽しい住まいの発明家
原 宏
家がかなり小さく、お風呂やトイレなど面積を取るものの面積配分をどうすれば快適な空間ができるか、視覚的に楽しい空間をどう取り入れるかが課題になる。また、祖母が残してくれた家で思い入れがあるということなので、親子二人が楽しく住まえるように工夫して作って行きたいと思う。
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窮屈さから開放された水周り
以前は窮屈だった脱衣所は、場所を移し十分な広さが与えられました。天井の高さもしっかり取ったので着替えるときに天井につかえる心配もありません。洗濯機置き場も出来ました。
たった半畳しかなかったトイレも十分に広くなりました。トイレに入るときに膝があたってドアが閉まらないなんてことはもうありません。
一番うれしいのはこのお風呂!暖かく生まれ変わり、寒さは解消されました。浴室乾燥も付いているので雨の日はここに洗濯物も干せます。そして浴槽はゆったりと大きなものが設けられたので、入ったときにお湯が大量に流れ出てしまうこともありません。
広く高く明るいリビング
西側の増築部分の壁を高くし、天窓を設けたことで明るい日差しが室内に差し込むようになりました。そこにお母さんが簡単に使えるように昇降式の物干し竿を設置しました。来客時に洗濯物を干していてもロールスクリーンを下ろしておけば目隠しが出来るようになっています。
キッチンはお母さんの希望のIHコンロを取り付け。収納力抜群のシステムキッチンは息子さんとの二人暮らしには十分。
「匠」のサプライズはこんなところにもありました。小料理屋時代に祖母が拘った思い出が詰まった木戸を再利用し、リビングのテーブルとして再利用したのです。かつての思い出も色褪せずに、新しい家で生きていくことでしょう。
庭にもある工夫がされていました。収納扉に鏡が取り付けられていて、リビングのテーブルに座っていても庭の緑が見えるようになっているのです。実際の庭よりも広く感じることのできるようにという「匠」の工夫です。
それぞれの楽しみがある寝室
寝室もただ寝るだけの部屋ではなく、それぞれが楽しめる寝室へと生まれ変わりました。釣りが趣味という息子さんの部屋には、壁に専用の竿掛けを設けました。大きな窓から光が差し込む明るい窓際には、折りたたみ出来る作業テーブル。壁の収納には釣り道具やオーディオなどが収納できるようになっているのです。
収納も充実し、大きなクローゼットにスーツや洋服などが十分に入ります。さらに普段使わないものは、屋根裏収納に仕舞っておけば部屋を広々と使い続けることができるでしょう。
お母さんの部屋は、南側から日差しが差し込む暖かく明るい寝室になりました。日当たりの良いインナーバルコニーで、お茶を飲んだり本を読んだり、これからの生活が楽しみです。収納もたっぷり用意されていて、衣装持ちのお母さんの荷物も問題なく仕舞っておけるのです。
埼玉県春日部市
株式会社ダイケイホーム
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