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2015年3月8日放送(現場検証編)

ご近所から注意される庭

この家が抱える問題

  • ■購入してから7年、家のリフォームは一人で出来たが、庭が手付かずになっている
  • ■家を囲むフェンスが歪んだり、取れたりしてしまっている
  • ■土が出ている部分はぬかるみ、滑って危険
  • ■玄関と道路の高低差が3mあり、ゴミ出しの際、15段の段差を超えなくてはならない
  • ■庭にある木などが手入れされておらず、枝や葉に覆われた内側が枯れている
  • ■庭のいたるところに手入れされていないバラがあり危険
  • ■クリスマスローズの花が咲いているが、ツタが広がり、花が育ちにくくなっている
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写真:「匠」の顔写真

廃材のスタイリスト 金井良一

ヨーロッパの庭は、イタリア庭園などあるが、様式的に「ドイツ庭園」という言葉はない。
ドイツは緑を大切にする国、自然保護は一番大切にしているというイメージ。

現場検証 問題解決のために必要なリフォームは…?

ドイツ素材で作られた日本庭園

画像:ご近所から注意される庭

ご主人の紹介で、実績のあるドイツの庭師と対面した「匠」とユージさん。
庭師が半年前に作ったという日本風の庭を見せてもらうことになりました。
行った先にあったのは、サイズ的にはかなり小さめですが、水を使わないで石などで一つの風景を仕上げる「枯山水」。

画像:ご近所から注意される庭

7年程前に写真で見た日本庭園に魅了されて以来専門書で勉強を続け、去年、親日家の家からの依頼を受けて初めて手掛けることができました。
日本人でも理解していない枯山水の配置を忠実に再現しています。

画像:ご近所から注意される庭

京都の庭は、京都にしかない材料を使うため、関東で庭を造るときは、京都の材料に近いものを探して使っていました。
この庭も、ドイツの土地にある素材で使い枯山水を作り上げていることに「匠」も感心。

画像:ご近所から注意される庭

庭師の方から枯山水特有の砂利の線の引く専用の道具がない場合の方法を質問された「匠」。
専門道具は各自やりやすいものを作っていると答えながらも、自分なら…おもむろに手で線を引き始めます。
これにはドイツの庭師も「まさか手を使うとは」とビックリ。

画像:ご近所から注意される庭

話題はなんでも手袋なしで触る「匠」の手の硬さへ。
ドイツには「手袋をつけて植物を触る人は本物の庭師ではない…」という言い伝えがあるそうです。

「匠」が喜ぶ?廃材置場

画像:ご近所から注意される庭

次に3人が訪れたのは「粗大ゴミ処理場」。
一般の人たちもマイカーで直接、粗大ゴミの処分に訪れますが、持ち込んだゴミを分別するのは常識。
この処理場だけで20種類に分類されています。

画像:ご近所から注意される庭

捨てられた廃材は自由に持ち帰れると聞き、早速、「匠」の宝探しが始まりました。
廃材を持ち帰る人はいないと言われながらも、ご主人は「匠」の仕事だから信じる、と信頼を寄せています。

画像:ご近所から注意される庭

何にどう使うのか全く見当もつかないまま、信頼する「匠」が選んだ廃材やキッチンシンク、タイヤを次々と車へ運び入れます。

画像:ご近所から注意される庭

荷台が一杯になるほど詰め込まれた廃材。
「奥さんはどう思いますかね?」のスタッフの問いにご主人も思わず「内緒にしておきましょう」との回答。

念願のガーデンリフォームスタート!

画像:ご近所から注意される庭

現場に戻り、いよいよ念願のガーデンリフォームがスタート。
「匠」の指示に従い、リフォームに関しては玄人はだしのご主人とユージさんも手伝います。

画像:ご近所から注意される庭

そこへ、重機が運ばれてきました。
運んで来たのはドイツの庭師さん。約束通り手伝ってくれるようです。
日本では荷台に足場板を架けその上を重機で渡って降ろすのが一般的ですがドイツでは荷台ごと斜めに傾け、直に道路に降ります。

画像:ご近所から注意される庭

ドイツの重機を初めて運転する「匠」。操作は日本のものと変わらないようで早速、庭へ進んで行きます。

廃材のスタイリスト金井が初めて挑むドイツの庭。
240坪の広い庭にどのように和の趣を再現するのでしょうか?


完結篇はこちら

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