バックナンバー
- #18
2017年7月30日 放送
- 住まいのダイエットコーチ:吉島智美
住まいのダイエットサポーター:さらば青春の光 -
愛する人が亡くなった時、私たちはどうすればよいのでしょうか。
今回は愛する妻を3年前に亡くし、4人の子育てに奮闘するシングルファーザーのお宅へ。前向きに進むための遺品整理と、4人の子どもたちが自ら片付けられる収納を教えてほしいという依頼です。朝早くのお弁当作りから始まり、仕事、掃除、食事作りと一生懸命、フル稼働で働くお父さん。子どもに片付けを教えてあげたいけれど、その正解が分からないのです。
最初に、吉島智美コーチは洗濯物に目をつけました。朝、お父さんが干した洗濯物を、夕方、子どもたちが各自取り込むシステム。末っ子の小学2年生の小雪ちゃんは、洋服をたたむのが苦手で、決められた引き出しには入れず、横に置いています。そこでコーチは、洗濯物を全てハンガーにかけて干して、自分のハンガーをそのまま自分の部屋にかけるシステムを作りました。子ども部屋の押し入れを、突っ張り棒でハンガーをかけられるようにしたのです。
そして3年間、時が止まった状態の亡くなった奥さんのクローゼット。形見分けをしたモノ以外は整理できず、3年間置きっぱなし。ずっと向き合うことができなかったそうです。「モノとして残すのではなく、家族全員の思い出として残す」、吉島コーチの教えをもとに、 それぞれがお母さんとの思い出を心に刻み、長男と長女はお洋服、次男と三男はカバン、残したいモノだけを選びました。
さらに、亡くなった奥さんが、子どもたちが成長したら個室にと考え、ドアも収納も2つ用意していた大きな部屋を区切って、長男と次男の子ども部屋を作りました。また3年間磨いていなかったキッチンを、奥さんが使っていた頃のようにピカピカに磨き上げました。
こうして住まいを片付けた結果、不要品は1400kgとなりました。
きれいになって、新たな一歩を踏み出した一家。「明日から頑張ります!」、お父さんの言葉に力強くうなずく4人の子どもたちでした。
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遺品整理はモノを残すより思い出を残す
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洋服をたたむのが苦手な子供たちのために洗濯してハンガーにかけて干して、自分のハンガーをそのまま自分の部屋にかけるようにする
- #17
2017年7月23日 放送
- 住まいのダイエットコーチ:やましたひでこ
住まいのダイエットサポーター:ねづっち -
愛する人が亡くなった時、私たちはどうすればよいのでしょうか。
今回は、祖母が亡くなり5年間、手付かずのまま空き家となってしまったお宅。依頼者は孫にあたる40代の男性。亡くなった祖母と2人で暮らしていた母親が、何度も遺品整理を試みるものの、思い出の品をなかなか捨てることが出来ず、断念してきたといいます。そのため家の中は、遺品の山。家族の思い出で溢れた住まいをスッキリさせて、もう一度住めるようにします。
立ち上がったのは断捨離の生みの親、やましたひでこコーチ。遺品整理は、気持ちの整理がポイントだと言います。そこで、①「遺品整理は思い出を捨てる辛い作業と考えがちだが、この家を綺麗に蘇らせるのが亡くなった方への供養と考える」、②「残しておきたい思い出の品を選び抜く」という2つの作戦をコーチは立てました。
大事にしていた食器、着たいと思う祖母の洋服、アルバム、年代物のミシンなど、残しておきたい思い出以外をすべて手放した結果、住まいのぜい肉は1590kgにもなりました。
ハウスクリーニングをして、綺麗に蘇ったお家を見て、「ホッとしました」と、ようやく2人に笑顔が戻りました。
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遺品整理は供養と考える
空間が綺麗に蘇ることこそが亡くなった方への一番の供養。思い出を選び残す
遺品整理は、思い出を捨てる作業ではなく、残したい思い出を選び残す作業。モノを生かす人がいなくなったということは
モノは使われることで生かされていたけれど、使っていた方が亡くなり、残されたモノを残った家族が生かすことができないなら、一緒に荼毘に付してあげることが必要。
モノも一緒に死んだということ
- #16
2017年7月16日 放送
- 住まいのダイエットコーチ:安東英子
住まいのダイエットサポーター:じゅんいちダビッドソン -
今回のお宅は、ホコリがたまりやすい家。棚の上、家具の後ろ、マットの下、換気扇のフィルタとホコリがいっぱい。コーチは番組初登場!「片付け界の母」こと安東英子コーチ。母のように依頼者に寄り添い、徹底的な現場検証のもと、悩みの真の原因を突き止め、解決、リバウンドしにくい片付けを行います。
サポーターのじゅんいちダビッドソンと共にお宅を拝見。玄関を開けると、仕切りもなくすぐリビング。奥さんは狭くて、リビングが丸見えのこの玄関が悩みと言いますが、安東コーチはザッとリビングを見渡し、真の問題は「ホコリのたまりやすい家」になっていることと分析。確かに、リビングの棚の上にはホコリがうっすら。リビングに敷いているクッションマットの下には砂埃。換気扇のフィルタもホコリがビッシリで全く換気ができていない状況。そこで、安東コーチは、①掃除がラクに短時間で終わる収納術、②玄関からリビングが丸見えという家族の悩みと、玄関から入ってくる砂ボコリという2つの問題が一気に解決する㊙アイテムの設置 という2つの作戦を立てました。
ホコリを防ぎ、掃除をラクにするためには、不要なモノをなくし、できるだけ表にモノを置かないことが一番。そこを理解した上で、要る・要らない選別した結果、住まいのぜい肉は530キロにもなりました。
不要物を出し、スッキリした家の玄関に、安東コーチは木板を置きました。安東コーチが2枚の板を繋ぎ合わせ、木目の風合いが出る塗料を塗って作ったこの木板は、玄関からの砂埃をシャットアウトし、家族の悩みであった玄関からリビングへの目隠しになりました。
「お掃除がラクな家になったので、もうホコリをためないようにします。」と奥さんも笑顔になっていました。 -
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寝室には家具を出来るだけ置かない
ホコリがたまらないようにするには、極力、家具を置かないこと。服を出し入れしやすいように扉を外す
このお宅はクローゼットの中にたんすがありました。クローゼットから洋服を取りやすくするために、たんすの扉を取り払い、クローゼットを開いたらすぐに洋服が取れるようにしました。マット類は取り外す
床が傷つかない、そして子どもが転んでも痛くないように、リビングにクッションマットを敷いていました。ところが、敷きっぱなしのマットの下には、細かいゴミやホコリがいっぱい。掃除機もかけづらいマットを取り外しました。棚の上にはなるべくモノを置かない
さっと拭くための鉄則!キッチンには何も置かない
台の上が何も置かれていない状況だと、作業もしやすく、こまめな掃除がしやすいとのこと。炊飯器も棚に収納する
安東コーチは、取り出しやすいキッチンの下に炊飯器を収納していました。
- #15
2017年7月9日 放送
- 住まいのダイエットコーチ:古堅純子
住まいのダイエットサポーター兼依頼人:まちゃまちゃ -
今回のお宅は芸人まちゃまちゃの実家!1人で暮らす高齢のお母さんのために親孝行ダイエットに挑みます。前向きに生きるための生前整理を行います。
古堅純子コーチと共にお宅を見てみると、大量の骨董品が!亡きお父さんと一緒に集めた骨董品は、お母さんの宝物。以前、営業していた美容院のスペースに骨董品が所狭しと置かれています。また、2階への昇り降りが大変になったため、元は2階にあった、普段着がかかったハンガーラックが骨董品の中にポツンと置かれています。さらに2階のベッドではなく、重い食器棚の横にお布団を敷いて寝る危険な状態!食卓には調味料やスプーンや箸が雑然と置かれています。
古堅コーチは、高齢になるとモノをしまう動作の負担が大きいと分析、「しまわない収納」という作戦を立てました。また、気をつけるべきポイントを押さえて実家の片付けを行います。
要る・要らないの分別を行った結果、ぜい肉を計測すると1230kgに!
古堅コーチは、元美容院のスペースに骨董品を綺麗にディスプレイ。3つあった食器棚は1つに。食器棚の隣で寝なくてよくなりました。洋服は押し入れにハンガーラックを入れ、簡単に出し入れできるように。食卓の調味料などは、食器棚のガラスを外し、スライドしてしまえるようになりました。「綺麗になったねぇ」とお母さんもまちゃまちゃも喜んでいました。 -
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★実家の片付けで気を付けるポイント
親に片付けを強制せずに一緒に片付ける
親のペースでゆっくりと。親の異変は家のモノで察知
同じものを購入していたり、急に散らかっているのがサイン。収納場所によって健康寿命は変わる
高齢になると、高いところや低いところに収納すると体に負担がかかります。
よく使うモノはしまわず出し入れが楽な場所に。
★水だけでピカピカにする窓掃除術
窓掃除は汚れている外側の窓から行います
水分を多く含んだ雑巾で汚れを落とす
スクイジー「水切り」を使って水分を取り除く
枠に残った水分は下から上の方向で拭き取ります
マイクロファイバークロスで乾拭き仕上げ、水垢がつきませ
※スクイジーは、鋭いゴムで切れ味が抜群の水切り。
※マイクロファイバークロスは、細かい繊維で洗剤を使わずに汚れを落とすクロス。
- #14
2017年7月2日 放送
- 住まいのダイエットコーチ:吉島智美
住まいのダイエットサポーター:河本準一(次長課長) -
今回のお宅は結婚して40年、3人の子どもは巣立ち、夫婦2人暮らしのお宅。68歳のご主人は、今回、住まいの終活を希望。お片付けのプロ、吉島智美コーチによると、終活とは残りの人生をより豊かにするための前向きな活動。吉島コーチが現場での経験から生み出した終活7箇条にもとづき、住まいの終活を行うことにしました。
吉島コーチと河本準一サポーターがお宅を拝見すると、巣立った3人の子どもたちが残したモノがたくさん!さらに、ご主人の趣味の登山グッズが無造作に置かれ、雑然とした様子。
吉島コーチの終活7箇条にもとづき、モノを整理していった結果、住まいのぜい肉は、番組史上最重量の2トン610キロとなりました!
以前は、長男が残したモノと自分の趣味の登山用具が雑然と置かれていたのが、晴れた日には富士山が見えるご主人の部屋に、登山道具を使いやすくレイアウト!次女が残したモノに囲まれていた奥さんの部屋は、自分のモノを収納、テーブルには友達が遊びに来たら食べるお茶菓子が既にスタンバイ!住まいの終活を終え、ご夫婦は清々しい様子でした。 -
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モノを捨てるのは体力・気力が必要!
足腰が弱くなったり、判断が鈍くなる前に、住まいの終活を終えることが理想とのこと。
住まいの終活は早く始めるべし今、住んでいない子ども達のモノは減らす
巣立った子どもたちに確認したところ、ほとんどが要らないとのことでした。過去と決別し今と未来に目を向ける
思い出の品も大切だが、趣味の登山グッズなど、これからの生活で楽しみになるモノを大切にするべし。亡くなった後に家族が困るモノは残さない
新婚旅行で買ったサンゴの置物も、もう要らないと判断。独断で決めずに家族の意見を聞く
次女に雛人形を残すかを聞くと、新しいのがあるので要らないとのことでした。今と未来の趣味を最優先に考える
使っているか、使っていないか、で選別。アルバムはデータ化してスリムに
アルバムを送るとデータにしてくれる業者も。